JX金属と三井金属、南米で銅・金の探鉱権益をJOGMECから取得

2012年9月10日 12:53

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フロンテラ地域位置図(画像:JX日鉱日石金属)

フロンテラ地域位置図(画像:JX日鉱日石金属)[写真拡大]

 JX日鉱日石金属と三井金属鉱業の共同出資による銅事業会社パンパシフィック・カッパー(PPC)は10日、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)から、チリおよびアルゼンチンにまたがるフロンテラ地域における銅・金資源の探鉱権益を譲り受けたと発表した。

 今回JX金属と三井金属が取得した権益は、JOGMECが2004年以降NGEx社(本社:カナダ・バンクーバー)およびその子会社と共同で同地域の探鉱を実施してきたもの。なお、今回譲り受けたJOGMECの探鉱権益持分は40%。

 フロンテラ地域は、有望な銅鉱床が多く存在するチリとアルゼンチンの国境地帯にあり、PPCが開発を行うチリのカセロネス銅・モリブデン鉱床に隣接している。PPCは同地域において、今後引き続き探鉱を実施して埋蔵鉱量を確認の上、開発に向けた検討を進めていく。

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