日立、独の火力発電所サービス会社を買収

2012年6月13日 12:28

印刷

 日立製作所は13日、同社のグループ会社である日立パワーヨーロッパ社が、ドイツの火力発電所サービス会社クセルフォン・エナジー社を、親会社のレモンディス社から買収することで合意に達し、6月5日に契約を締結したと発表した。今後、ドイツ関係当局の承認を経て買収完了となる予定。

 ドイツ・デュイスブルク市に本社を置き、火力発電所のボイラー予防保全、リハビリ、性能改善などを事業展開しているクセルフォン・エナジー社は、ドイツの有力な発電プラントサービス会社の一つであり、ドイツ国内だけでなく周辺諸国にも顧客ネットワークを有し、東欧、中東、アフリカにおいても数多くの実績がある。今回、日立パワーヨーロッパ社はクセルフォン・エナジー社を傘下に収めることで、同社が培ってきた幅広い顧客ネットワークと実績に、日立パワーヨーロッパ社が有する高度なエンジニアリング力を融合し、幅広く付加価値の高いサービスを提案し、事業拡大を図る。

関連記事