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全日空、ANAセールスとANAエアポートハンドリングを完全子会社化
全日本空輸(ANA)と同社の連結子会社であり非上場会社であるANAセールス(以下、ASX)及びANAエアポートハンドリング(以下、AAH)は24日、2012年3月31日を効力発生日として、ANAを完全親会社、ASX及びAAHを完全子会社とする株式交換を行うことを取締役会で決議し、ANAとASX及びAAHとの間で株式交換契約を締結したと発表した。
ANAの総合的な販売機能を担うASXは、2010年10月、地方販売子会社の吸収合併による販売体制の再編を通じて重複機能の集約と体制の効率化を実現してきた。また、ANAは、日本最大の拠点空港である羽田空港におけるグランドハンドリング業務の中核グループ会社として、2011年10月、AAH一社化を実行し、品質とコストの両立が可能な基盤を構築した。
今回、ANAグループは、各事業部門への権限と責任の委譲、機動的な意思決定による経営のスピードアップ、効率化の推進を意図して、2月17日に開示した「2012-13年度ANAグループ経営戦略に関するお知らせ」にて公表したとおり、新たなグループ経営体制として持株会社制への移行を目指していく。ANAは、ASX及びAAHの両社においても、より迅速に的確な経営判断を可能とするべく、両社の株主構成を整理し、完全子会社化することを決定。これにより、激化する競争と事業環境の変動に対応し、企業価値・株主価値を向上させ、更なる成長を図っていく。
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