ヤマト運輸、三菱自の軽商用EV「MINICAB-MiEV」の第1号車が納車

2011年12月8日 11:41

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三菱自動車本社ショールームにて、三菱自動車の益子社長(右)からキーを受け取るヤマト運輸の山内社長(左)(写真:ヤマト運輸)

三菱自動車本社ショールームにて、三菱自動車の益子社長(右)からキーを受け取るヤマト運輸の山内社長(左)(写真:ヤマト運輸)[写真拡大]

 ヤマト運輸は8日、先般100台の発注・導入を決定した三菱自動車工業の軽商用電気自動車「MINICAB-MiEV(ミニキャブ・ミーブ)」の第1号車が納車されたと発表した。

 ヤマト運輸は、「使わない」(車両台数の抑制)、「使うならエコ」(低公害な集配車両の導入)、「使い方」(エコドライブの推進、走行距離の短縮)という3つの戦略を立て、CO2排出量削減に取り組んでいる。そうした中で、より環境にやさしい次世代車の普及促進に貢献すべく、2010年10月から三菱自動車と共同で軽商用電気自動車(EV)の試作車2台を使った集配実証走行試験を東京・羽田地区、宮城県仙台市、京都市嵐山で実施してきた。今回こうした実証実験を踏まえた上で、同社は「軽商用EVはヤマト運輸の宅配事業に対応可能」と判断し、試作車と同タイプの「MINICAB-MiEV」を本格導入することになった。

 同社は、すでに「MINICAB-MiEV」100台の導入を決定している。今年度中には、そのうち30台を、ヤマトグループの中核を担う物流ターミナル「羽田クロノゲート」建設にあわせ、集配中のCO2排出ゼロを目指している「東京・羽田地区」、ヤマトグループ発祥の地である「東京・銀座地区」、「環境共生型都市・京都」の実現を目指す「京都市」に配備する予定。

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