日通と三井物産、物流事業における戦略的な業務提携に合意

2011年10月11日 11:00

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 日本通運と三井物産の両者は、国内外の物流事業における戦略的な業務提携契約を締結することに合意したことを7日に発表した。

 日本通運は、航空輸送、海上輸送、トラック輸送、鉄道輸送、倉庫保管サービス、重機建設などを主要事業領域とし、海外36ヵ国・210都市に388拠点を展開する世界最大規模のネットワークを持つ総合物流企業である。一方、三井物産は、港湾・空港ターミナル運営などの物流インフラ事業、倉庫運営、国際複合一貫輸送などの総合物流事業を物流分野における主要事業領域としており、物流インフラ事業においては昨年10月より羽田空港における国際貨物ターミナルの運営を開始。総合物流事業において国内外の重要拠点に輸出入・保管配送基盤を構築するなど、物流分野において多岐にわたる事業を展開している。

 今回の業務提携への合意を経て両者は、10月以降にそれぞれの主要事業領域における実績と知見を融合させ、グローバル・ロジスティクス分野における連携を模索。その第一弾として、日本通運の国際航空貨物事業と三井物産の羽田空港における国際貨物ターミナル事業との連携を強化し、羽田空港の活性化と発展を目指すことが同時に発表されている。尚、海外では、BRICsをはじめ、東南アジアや中東などの新興国における物流インフラ事業や保管・配送事業の拡大を目指すという。

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事