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アサヒ、マレーシアの清涼飲料2位を買収 東南アジア市場を強化
アサヒグループホールディングスは21日、マレーシアの清涼飲料2位ペルマニスを8億2,000万マレーシア・リンギット(約216億円)で買収すると発表した。東南アジア市場全体への進出の足がかりとし、東南アジアでの中長期的な事業拡大を図る。
ペルマニスは、炭酸飲料、果汁飲料、ミネラルウォーターなどを手掛けており、マレーシアではペプシ傘下の「Pepsi」「7-Up」「Gatorade」「Tropicana」などのブランドを独占的に扱うボトラー。マレーシア国内に2工場を擁し、マレーシア全土を網羅する流通網を有している。売上高は4億7,990万マレーシア・リンギット(約127億円)。
アサヒはペルマニスの親会社C.I.ホールディングスから発行済全株式の7000万株を取得する。
アサヒグループは2015年までの長期ビジョンとして、海外事業の売上構成比を20~30%程度に引き上げ、グローバル食品企業トップレベルの事業規模となることを目指している。今月4日には、オーストラリアの飲料3位、ピー・アンド・エヌ・ビバレッジズ・オーストラリア(P&N)からミネラルウォーター類と果汁飲料事業を取得することで合意したと発表した。また、ニュージーランドの飲料会社チャーリーズ・グループを買収する方針も明らかにしている。
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