QNXとHaleyTek、ボルボ・カーズのEV SUV 「EX60」にソフトウェア定義型オーディオの提供で協業
配信日時: 2026-02-10 11:30:00
本協業により、ボルボ・カーズは新インフォテインメント・プラットフォーム「SPA3」において、プレミアムなソフトウェア駆動によるオーディオ体験を実現
カナダ・ウォータールー - 2026年2月3日 - BlackBerry Limited(本社:カナダ オンタリオ州、CEO:ジョン・ジアマッテオ、NYSE:BB、TSX:BB)の事業部門であるQNXは、HaleyTekとの協業を拡大し、ボルボ・カーズが近日発売する電動SUV 「EX60」に向けて、完全集中型のソフトウェア定義型オーディオ(Software-Defined Audio 、SDA)アーキテクチャを実現することを発表しました。
本取り組みは、ソフトウェア定義型自動車(SDV)のオーディオ技術の新たな基準を打ち立てるものであり、ハードウェアとソフトウェアを統合し、拡張性と将来性を備えたプラットフォームを構築することを目的とした、ボルボ・カーズの「スーパーセット・テックスタック戦略」を後押しします。
新世代SPA3プラットフォームにおけるオーディオの進化
EX60には、ボルボ・カーズの新しいインフォテインメント・プラットフォーム「SPA3」が初採用されます。同プラットフォームでは、複数の著名オーディオブランドによるサウンドシステムの選択肢が提供される予定です。従来の車載オーディオでは、アンプ内に搭載された専用のデジタルシグナルプロセッサー(DSP)に音声処理を依存する構成が一般的でした。一方、SDAアーキテクチャでは、強力なシステム・オン・チップ(SoC)上にオーディオ処理を集約します。
これにより自動車メーカーは以下を実現できます。
・オーディオ機能の柔軟な拡張
・新機能の迅速な展開
・継続的なソフトウェア革新を可能にする基盤の確立
ボルボ・カーズのSDV担当責任者であるMartin Kristensson氏は、次のように述べています。「スーパーセット・テックスタック戦略は、継続的な進化に最適化された基盤を構築することを目的としています。QNXおよびHaleyTekとの協業を通じて、EX60では柔軟性と長期的なイノベーションを可能にする集中型オーディオ・アーキテクチャを実現しました。このアプローチにより、車両の納車後も進化し続けるプレミアムな体験をお客様に提供できます」
世界初、完全集中型SDAの量産採用
EX60は、QNX Soundを用いた完全集中型の SDAアーキテクチャを採用する、世界初の量産車となる予定です。この画期的な実績は、ボルボ・カーズのソフトウェア子会社であるHaleyTekとQNXの緊密な協業によって実現されました。QNX SoundとオープンスタンダードのOASIS VirtIO Soundを活用することで、車載機能のさらなるソフトウェア化を推進するというボルボ・カーズの方針を明確に示しています。
QNX Soundは、SDV向けのデジタルオーディオプラットフォームです。オーディオと音響ソフトウェアをハードウェアから分離し、音声処理、メディア再生、アラート、ノイズ制御など、すべての車載オーディオ機能を単一のシステムに統合します。これにより、自動車メーカーは開発の合理化、ハードウェア要件の削減、市場投入までの時間短縮を実現します。
QNXの製品戦略担当シニアバイスプレジデントであるGrant Courvilleは、次のように述べています。「EX60におけるソフトウェア定義型オーディオの進化に、ボルボ・カーズおよびHaleyTekと協力できることを光栄に思います。今回の実装は、QNX Soundが車載機能のソフトウェア移行をどのように支援できるかを示す好例です。完全集中型のソフトウェア定義型オーディオアーキテクチャをEX60に採用することで、ボルボ・カーズは同社のスーパーセット・テックスタックのビジョンを強化し、継続的なアップデート、複数モデルにわたる拡張性、そして将来を見据えた車載体験を支えるプラットフォームを開発構築しています」
エンジニアリング・製造業に関するコンサルティングのリーダー企業であるMunro & Associatesによる最近の分析では、DSPを搭載した「スマートアンプ」を用いる従来のハードウェア中心型アプローチから、集中化されたSoC上でSDAを実装する構成へ移行することで、システムの複雑性やグレードレベルに応じて、車両1台あたり22~98米ドルのコスト削減が見込まれるとしています。
HaleyTekのリードアーキテクトであるErik Gustafsson氏は、次のように述べています。「EX60に集中型のオーディオアーキテクチャを導入したことは、ソフトウェアが新たな可能性を切り拓く好例です。このアプローチにより、ボルボ・カーズは将来の機能強化に向けた柔軟性を獲得し、複数のプログラムにわたり拡張可能なモデルを確立しました。これは業界の今後の方向性を示す明確なシグナルです。複雑さを簡素化し、継続的なイノベーションを可能にするプラットフォームへと向かっており、ボルボのリーダーシップに続く自動車メーカーが今後現れるのは時間の問題でしょう」
SDVの複雑性が増す中、QNXは自動車メーカーが変化に対応し、イノベーションを加速させ、より安全かつスマートな自動車を提供できるよう支援し続けています。QNXの基盤ソフトウェアは、デジタルコックピットや先進運転者支援システム(ADAS)からインフォテインメントシステム、ドメインコントローラーに至るまで、将来を見据えたエンジニアリング設計を支え、自動車メーカーがイノベーションをより迅速にかつ低コストで市場投入することを可能にします。
詳細は、QNX.comをご覧いただくとともに、@QNX Newsをフォローしてください。
BlackBerryについて
BlackBerryは、世界の企業や政府機関向けに、インテリジェントなソフトウェアとサービスを提供しています。BlackBerryの高性能な基盤ソフトウェアにより、大手自動車メーカーや産業界の大手企業は、安全性、セキュリティ、信頼性を損なうことなく、革新的なアプリケーションの開発、新たな収益源の創出、変革的なビジネスモデルの展開を実現できます。カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置く当社は、セキュアな通信分野における深い実績を有し、包括的で高度なセキュリティを備え、広範な認証を取得したポートフォリオを通じて、モバイル機器の防御、ミッションクリティカルな状況下でのコミュニケーション、そして重要事象の管理を可能にする運用上の耐障害性を提供しています。詳細は、BlackBerry.comをご覧いただくと同時に、@QNX Newsをフォローしてください。
QNXについて
QNXは、BlackBerry Limited(NYSE: BB; TSX: BB)の事業部門として、人々の体験を豊かにし、テクノロジー主導型の産業の可能性を広げ、ソフトウェア定義型企業が成長できる信頼できる基盤を提供しています。当事業部門は、安全かつセキュアなオペレーティングシステム、ハイパーバイザー、ミドルウェア、ソリューション、開発ツールの提供において業界をリードし、信頼される組み込みソフトウェアの専門家によるサポートとサービスを提供しています。QNXテクノロジーは、現在2億7500万台以上の自動車を含む、世界で最もクリティカルな組み込みシステムで採用されています。QNXソフトウェアは、自動車、医療機器、産業用制御装置、ロボット、商用車、鉄道、航空宇宙・防衛など幅広い業界で信頼を獲得しています。1980年に設立されたQNXは、カナダ・オタワに本社を置いています。詳細については、qnx.comをご覧ください。
(C)2025 BlackBerry Limited。BLACKBERRYおよびEMBLEM Design、QNXおよびQNXロゴデザインなどの商標(ただし、これらに限定されない)は、BlackBerry Limitedの商標または登録商標です。また、このような商標に対する独占的権利が明確に留保されています。その他すべての商標は各社の所有物です。BlackBerryは第三者のいかなる製品またはサービスについて責任を負うものではありません。
ボルボ・カーズの2024年業績
ボルボ・カー・グループは、2024年通年、過去最高となる270億SEK(スウェーデン・クローナ)のコア営業利益を達成しました。2024年の売上高は過去最高の4,002億SEKに達し、自動車の世界販売台数は過去最高の76万3,389台でした。
ボルボ・カー・グループについて
ボルボ・カーズは1927年に設立されました。同社は現在、世界で最も知名度が高く、尊敬される自動車ブランドの1つであり、100カ国以上の顧客に販売されています。ボルボ・カーズはナスダック・ストックホルム証券取引所に上場しています(証券取引コード:「VOLCAR B」)。
「For life. 誰もに、パーソナル、サステナブル、そして安全な方法で移動できる自由を提供したい」 ー このビジョンは、完全電気自動車のメーカーを目指すボルボ・カーズの意欲的な取り組みと、2040年までに温室効果ガス排出量の正味ゼロを達成するという、カーボンフットプリントの継続的削減に向けた同社のコミットメントとして反映されています。
ボルボ・カーズの2024年12月時点のフルタイム従業員数は約4万2,600人です。ボルボ・カーズの本社と製品開発、マーケティング、管理の各部門は主にスウェーデン・イェーテボリにあります。ボルボ・カーズの生産工場は、イェーテボリ、へント(ベルギー)、サウスカロライナ(米国)、成都、大慶、台州(中国)に位置しています。このほか、イェーテボリと上海(中国)には研究開発・設計センターを置いています。
報道関係者お問合せ先
QNX Japan 広報事務局
電話: 03-4405-9537
Email: qnxpr@next-pr.co.jp
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