ERPC、Solana SWQoS エンドポイントに Keep Warming 対応を実施。送信開始時の挙動を改善し、トランザクションが通りやすい条件を強化
配信日時: 2026-02-06 07:06:25
今回のアップデートは、既存の SWQoS エンドポイントの設計や利用方法を変更することなく、トランザクション送信の初動に発生し得た遅延を抑え、必要な瞬間により速く送信処理へ入れるための条件を整えるもの
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ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム)および Validators DAO は、ERPC が提供する Solana SWQoS エンドポイントにおいて、送信開始時の挙動を改善する Keep Warming 対応を実施したことをお知らせします。
今回のアップデートは、既存の SWQoS エンドポイントの設計や利用方法を変更することなく、トランザクション送信の初動に発生し得た遅延を抑え、必要な瞬間により速く送信処理へ入れるための条件を整えるものです。ERPC ユーザーの皆様にとって、日常の運用を変えることなく、トランザクションが通りやすい状態をさらに安定させる改善となります。
なお、ERPC を含む当社の分散システム基盤は、オランダ政府の研究開発支援制度 WBSO において研究開発プロジェクトとして認定されており、本対応も実運用と接続された継続的な研究開発の一環として実施されています。
今回のアップデートの要点
ERPC の SWQoS エンドポイントは、混雑時においてもトランザクションの成立確率を押し上げることを目的に設計されてきました。今回の Keep Warming 対応は、その根幹となる設計を変更するものではなく、送信開始時の挙動に着目した改善です。
送信の瞬間に発生し得た通信初期化の影響を抑えることで、トランザクションが「送る瞬間から」よりスムーズに処理へ入る状態を作りやすくなりました。
ERPC の SWQoS エンドポイントが担ってきた役割
SWQoS は、ステーク接続にもとづく優先制御として、リーダー到達前の通信受け入れ段階で効く仕組みです。混雑時において、そもそもトランザクションが到達するかどうかという前段の成立条件を安定させる役割を担っています。
ERPC の SWQoS エンドポイントは、この仕組みを実運用向けに提供し、Priority fee が評価される以前の段階で到達性を確保するための送信経路として機能してきました。混雑局面において結果が揺らぎにくい条件を整えることが、その中心的な役割です。
実運用で見えていた送信開始時の課題
SWQoS によって優先帯域へ到達できる条件が整っていても、送信者側の状況によっては、送信開始の瞬間にわずかな遅延が生じる場合がありました。
特に、普段はトランザクション送信の頻度が高くない利用形態では、送信開始時に通信の初期化が重なり、その初動の遅れが結果に影響するケースが確認されていました。到達経路そのものの強さとは別に、送信開始時の挙動には改善の余地が残っていました。
Keep Warming 対応で改善された点
今回の Keep Warming 対応により、送信前に接続状態を維持できるようになり、トランザクション送信の瞬間に通信初期化を挟みにくくなりました。
これにより、実際にトランザクションを送るタイミングで、すぐに送信処理へ入れる状態を作りやすくなっています。SWQoS や Priority fee の設計を変更することなく、送信開始時の初動だけを改善した点が本対応の特徴です。
詳しいご利用方法に関しましては下記の公式ドキュメントをご参照ください。
https://erpc.global/ja/doc/rpc/swqos-endpoint/
ユーザーの皆様にとっての具体的な変化
Keep Warming 対応によって、送信タイミングが重要なユースケースにおいて、初動の遅れによる影響が出にくくなります。必要な瞬間にトランザクションを送りたい場合でも、送信開始時の挙動が安定しやすくなりました。
結果として、ERPC を利用するユーザーの皆様のトランザクションが、実運用上より通りやすい状態へ近づいています。これは、常時高頻度の通信を求めるものではなく、必要なときに速く送れる条件を整えるための改善です。
これまでの基盤強化との連続性
ERPC の SWQoS エンドポイントは、優先帯域を受け止め、実行へつなぐバリデータ側の処理余力と継続性が前提となります。
ELSOUL LABO B.V. および Validators DAO は、SWQoS を支える中核ノードとして運用する Epics DAO バリデータについて、EPYC 5th Gen(Turin)への刷新、DDR5 6400MHz メモリ、NVMe Gen5 ストレージの採用など、実行主体側の強化を継続してきました。今回の Keep Warming 対応は、こうした基盤強化の上に積み上げられた、送信経路側の改善です。
研究開発としての位置付け
ERPC プラットフォームは、オランダ政府の WBSO 制度において研究開発プロジェクトとして認定されています。実運用で観測される課題を研究対象として取り込み、検証と改善を反復することが、継続的な品質向上につながっています。
今回の Keep Warming 対応も、実運用で得られた知見をもとに実装された改善であり、研究開発と運用が分断されていない体制の中で生まれた更新です。
今後の方向性
現在の SWQoS エンドポイントは HTTPS を中心に提供しています。今後は TPU QUIC オプションの追加に向けた開発を進め、送信経路全体として、混雑時でも結果が崩れにくい条件をさらに強化していく方針です。
利用者の皆様への案内
今回の Keep Warming 対応は、既存の ERPC ユーザーの皆様に自動的に反映されています。追加の設定や運用変更を行う必要はありません。技術的な詳細については、SWQoS エンドポイントの公式ドキュメントをご確認ください。
ERPC は今後も、実運用で結果が成立する条件を一つずつ積み上げ、送信経路と実行基盤の両面から改善を継続していきます。最新情報については、Validators DAO 公式 Discord をご確認ください。
- Validators DAO 公式 Discord: https://discord.gg/C7ZQSrCkYR
- ERPC 公式サイト: https://erpc.global/ja
- elSOL 公式サイト: https://elsol.app/ja
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