(株)ヘルスケアコンサルティングのAI×医療ビッグデータ解析に関する取り組みがNature誌の広告特集(スポンサーコンテンツ)で紹介
プレスリリース発表元企業:株式会社ヘルスケアコンサルティング
配信日時: 2025-06-26 12:00:00
膵がん予測、小細胞肺がん治療の医療経済評価、PROデータベース構築を通じた社会的貢献
株式会社ケアネットのグループ会社で、医療ビッグデータの分析により健康・医療に関わる課題解決に取り組む株式会社ヘルスケアコンサルティング(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小久保 欣哉、以下、HCC)は、AI技術とリアルワールドデータを活用し、日本の医療が直面する様々な課題の解決を目指しています。膵臓がんの早期発見を目指したプロジェクトにおいては、機械学習をもちいて探索的に影響因子を探索、特定する研究を進めてきました。また、小細胞肺がん治療における高額薬剤の費用対効果の比較分析では、OS(※1)やPFS(※2)などの臨床的アウトカム(有効性)と、それに要する医療費を患者単位で対応させたデータセットを構築して、治療の有効性とコストのバランスを評価しました。さらに、患者さんのQOLを症状・疾患横断的に広く収集した「PRO-DB」(※3)の構築にも注力し、電子カルテや保険請求データだけでは得られない包括的な医療評価を目指しています。
そしてこの度、HCCのこうした先進的な取り組みが、世界的科学誌「Nature」の広告特集(スポンサーコンテンツ)にて紹介されました。具体的な研究成果と、データサイエンスを通じた医療への貢献が国際的な注目を集めています。HCCは今後も、最先端のデータ分析基盤と技術を最大限に活用し、医療の質向上と持続的な発展に貢献していきます。
背景と課題認識
近年、日本の医療現場では、早期診断・早期治療介入が患者にとって大きな利益をもたらす一方で、膵がんのような診断が極めて難しく、早期対応が困難な進行性疾患への対応が求められています。加えて、急速な高齢化に伴う医療費の増大は、限られた医療資源をいかに効率的かつ費用対効果を考慮して配分すべきかが大きな課題となっています。さらに、医療資源の利用が単に臨床的な治療成果に繋がるだけでなく、患者のQOLの改善にも貢献しているかを検証するためのデータソースが不足しており、従来の医療データだけでは、治療が患者の日常生活や生産性にどのような影響を与えているかといったより多角的な評価は困難でした。HCCはこうした背景と課題に対しAIとリアルワールドデータを活用することで、日本のヘルスケアの変革を目指しています。
取り組みの概要
HCCではAIを用いて、早期発見が極めて困難な膵がんの早期兆候を特定する研究を進めています。この研究ではTOPPANホールディングスが管理する医療データ基盤「DATuM IDEA」から得られた46の国立病院機構の診療データを詳細に分析しています。膵がんの発症と関連がある既往症として、急性扁桃炎や1型糖尿病、女性生殖器の性状不明の腫瘍、その他の呼吸器疾患を抽出しました。こうした前段階の兆候を捉えることで、将来的なスクリーニング開発への応用が期待されており、早期診断による患者の予後改善に貢献します。また、高齢化に伴う医療資源の効率的な配分という社会的な課題に対して、小細胞肺がんの二つの主要な治療法における費用対効果を検証する研究を行いました。同等の効果が示されている一方で、薬剤費や副作用の管理コストに大きな差があるこれらの治療法について保険請求データと診療記録のアウトカム情報を結び付け、分析を行いました。傾向スコアマッチングという統計手法を用いることで、患者背景の違いを調整し、OS、PFS、有害事象、月々の医療費総額などを比較検討しました。この研究により、信頼性の高いエビデンスを提供することで、より適切な治療選択と医療資源の最適化に貢献しています。
さらに、従来の医療データだけでは十分に捉えきれなかった、患者自身のQOLや生産性といった主観的な観点を補完するため、マクロミルケアネットと共同で「PRO-DB」の構築を進めています。このデータベースは症状や疾患の有無、ヘルスリテラシー、生産性損失、QOLなどを一般生活者からアンケート調査で収集するもので、2024年には約30万人を対象に初回調査を実施しました。今後は継続的にデータを蓄積し、電子カルテや保険請求データでは得られない視点を補完する、包括的な医療評価を目指していきます。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/96320/11/96320-11-d4eff380b506492a361278ad8462bdbf-1280x670.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
HCCの取り組みの概念図
Nature掲載について
HCCの取り組みが紹介された『Nature』は、150年以上の歴史を持ち、世界で最も権威ある科学誌のひとつで、多くの重要な科学的発見を取り上げてきたことから、世界中の研究者や専門家に高く信頼されています。そして今回、Natureのウェブサイトにて公開された特集企画Nature Index: Science, Incの一部としてHCCが取り組む医療データを活用した先進的な研究が紹介されました。HCCの取り組みは、AIや機械学習を活用しながら、実際の医療現場から得られる多様なデータを統合・分析するという、日本ではまだ実例の少ない手法を実現している点で注目されています。特に、電子カルテや保険請求データなどを組み合わせ、疾患の早期発見や治療効果の検証につなげている点は、従来の研究では踏み込みにくかった領域への挑戦といえます。
また、費用対効果の分析では、診療情報と医療費を患者単位で結びつけて検証するという、日本では実現が難しいとされてきた方法を、医療機関と連携しながら進めています。さらに、患者自身の症状や生活の質に関する情報を広く収集・活用する「PRO-DB」の構築も、従来の医療評価では見落とされがちだった視点に新たな価値を加える取り組みです。
こうした活動は、現実の医療課題に対して多角的かつデータに基づいた解決策を提示している点で、高い評価を受けています。
掲載情報:
掲載記事「How AI is combing through real-world data to transform healthcare」
https://www.nature.com/articles/d42473-025-00155-1
特集のトップページ
https://www.nature.com/collections/iajaaacfej
今後の展望と社会的意義
今後HCCは、レセプトや電子カルテなどの医療情報に加え、患者の意識や体感に基づくデータ(PRO)を統合することで、より包括的な医療評価の実現を目指していきます。これにより、臨床データだけでは捉えきれなかった生活の質や就労への影響といった視点も反映された、新しい医療のかたちを描くことが可能になります。これらの取り組みは、医療従事者にはより適切な治療選択を、患者には自らの価値観に沿った医療の受け方を、行政や企業には科学的根拠に基づく制度設計や製品開発を可能にします。HCCは、「データに基づく新たな知識を創造し、医療と健康に関わるすべての人の“架け橋”となる」というミッションのもと、研究開発と社会実装の両輪を回しながら、持続可能で質の高い医療の実現に貢献してまいります。
会社概要
社名:株式会社ヘルスケアコンサルティング本社:東京都千代田区富士見一丁目8番19号住友不動産千代田富士見ビル
事業開始: 2021年11月
代表取締役: 小久保 欣哉
事業概要:ヘルスケア領域のコンサルティング、医療関連情報のデータサイエンス、エビデンスによるマーケティングとROI検証等
公式ホームページ: https://www.hc-c.co.jp/
用語解説
※1 OS(Overall Survival):診断や治療開始から死亡に至るまでの期間。※2 PFS(Progression-Free Survival):治療開始から、病気が進行するか、または死亡するまでの期間。
※3 PRO-DB:PRO(Patient Reported Outcomes)は、患者さん自身が、自分の症状、身体機能、精神状態、生活の質(QOL)などについて直接報告したデータのこと。PRO-DB(Person-Reported Outcomes Database)は、患者を含む一般生活者を対象にPROの収集と蓄積をした独自のデータベース。
お問い合わせ先
株式会社ヘルスケアコンサルティングシニアデータサイエンティスト 岩崎勝彦
メールアドレス:k-iwasaki@hc-c.co.jp
参考資料・リンク
1) nature portfolio. How AI is combing through real-world data to transform healthcare. https://www.nature.com/articles/d42473-025-00155-12) Kinya Kokubo,Katsuhiko Iwasaki,Isuzu Matsushita,Katsutaka Ito,Koji Asakura. A Machine Learning Exploration of Factors Affecting Pancreatic Cancer. Therapeutic Research 2023;44(5):335-345
3) 岩崎 勝彦, 正路 章子, 大坂 耕一郎, 宮下 ちひろ, 徳田 茂二, 小久保 欣哉. アンケートに基づく大規模データベースによる 日本の一般生活者の生活の質(QOL), 生産性損失,ヘルスリテラシーの評価. Therapeutic Research 2024;45(12):805-820
4) 医療情報分析・提供サービス | DATuM IDEA(デイタムイデア). https://datumidea.jp/
以上
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