大手建設企業が不変データ・コアの構築にBoomiを導入
配信日時: 2024-05-16 00:03:00
ニュージーランドのHEBコンストラクションは、各地域における能力、ガバナンス、AIへの準備を確保するため、各地域の営業所の連携と親会社のERPのモダナイゼーションにBoomiを使用
(シドニー)- (ビジネスワイヤ) -- Boomi™は、HEBコンストラクションが企業資源計画(ERP)モダナイゼーション・プロジェクトの提供を実現するためにBoomiを選出したことを発表しました。これによってHEBコンストラクションは、親会社とのグローバルな連携、ローカル・ガバナンスの強化、リユース哲学の確立を確実にします。
本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20240513264478/ja/
Major Construction Company Deploys Boomi to Build Stable Data Core (Graphic: Business Wire)
HEBコンストラクション(HEB)はニュージーランドに1500名の従業員を従える大手建設企業です。1975年設立のHEBは道路、鉄道、海運、土地、都市開発の各プロジェクトを全国的に展開しています。2015年、HEBはヴァンシ・コンストラクションに買収されました。
2022年、HEBは自社の親会社のERPプロジェクトの採用に着手しました。これは欧州連合外での初めての導入であり、足跡を残すものでした。一般的にERPプラットフォームはすべての国内のシステムを置き換えるものですが、HEBでは既存の現地の技術投資が成熟していたことと、事業展開において準拠すべき規制の枠組みという2つの観点から、不向きな選択肢でした。
「以前導入した市場とは対照的なニュージーランド国内の規制および機能要件を考慮すると、『デジタル移植』には適していないことが明らかになりました。HEBには他のアプローチが必要だったのです」とHEBコンストラクションのエンタープライズ・アーキテクトであるミシェル・ファン・デル・ウォルトは述べ、次のように続けます。「代替策として、私のチームはハイブリッド統合アプローチを検討しました。コンプライアンス・ガバナンス・システム上の必要性だけではなく、ローカル・システムにある人事などの既存の専門知識を維持する当社の義務もまた、この判断を後押ししました。私たちが気付いたのは、新しいERPがこの不慣れな環境で確実に成功を収められるようにするためには、不変コアの周辺を革新することでしかHEBが信頼を得られないことでした」
HEBは自社のローカル・アプリケーション間にハブ&スポーク統合パターンを確立するため、Boomiのサービスとしての統合プラットフォーム(iPaaS)を導入しました。これらのアプリケーションには、給与、タイムシート、在庫管理、設備保全の各システムが含まれます。ERPのデータ構造を自社のデータ基準として採用するにあたり、HEBは自社のローカル・パターンをグローバルなERPスタックに反映させ、ハブ間接続を形成しました。このアプローチにより、両社間のシームレスな通信と再利用可能な統合パターンを確立しました。
「ERPプロジェクトの複雑さに関わらず、より広範なグローバル・ロールアウトにおける私たちの『スロット(時間枠)』は、依然として12か月という厳しい時間枠のままでした。しかしながらBoomi Enterprise Platformを用いることで、予定どおりに提供できるようにするだけでなく、再利用価値のある設計インターフェイスを作成できるようにするツールを手にしたのです。これにより、世界の他の地域で成し遂げたことを、同じような地域のガードレール、規制、運用上の要件で効果的に再現できます」
またHEBはコラボレーションと精度のレベルを深めるために、BoomiのMaster Data Hub(MDH)も導入しました。MDHを用いることで、HEBは自社のデジタル資産を人材、プロジェクト、設備という3層の抽象化レイヤーを介して包括的に管理できます。
「3つのデータ・アーキタイプ間に境界を確立することで、ERPデータは正確にあるべき場所へローカルにフィードされて届きます。その逆も同じです。たとえば、新入社員情報は私たちのBoomiの『人材』バケットに取り込まれ、最小限のデータの完全性に達した時点でERPにトリクル・アップされるようになりました。
「私たちはデジタル・セントリック企業に変革している最中です。そしてそれは、ただ単にデータ武装した建設企業という訳ではありません。最先端の技術を採用しているのみではなく、システムを企業の不変データ・コアの周辺に接続することで、それらのシステムに意味を持たせているのです。IA(情報アーキテクチャ)なくしてAIは実装できないため、これは特に私たちのAI計画に関わるものです。Boomiのおかげで準備が整いました」
BoomiのAPAC地域企業担当シニア・ディレクターであるネイサン・ガウアーは次のように述べています。「これは、地域内で求められる独自の要件に対するグローバル企業の認識から生まれた、地域イノベーションの真の姿です。HEBはBoomiを用いて、高いパフォーマンスを誇る複数システムのミックス版を作り上げました。またこれを通じ、誇張ではない相互理解を確立しました。それどころか、両組織はそれぞれ各自のシステムとツールを持ち出し、共通の目標に取り組む統合された成果物を作り上げたと言えます」
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