エスリ、センチネル2号衛星データの更新による最新の土地被覆図を発表
配信日時: 2024-05-01 04:06:00
同社の「ArcGIS Living Atlas of the World」で、年次更新の2017-2023年版10メートル高解像度マップが利用可能に
(カリフォルニア州レッドランズ)- (ビジネスワイヤ) -- ロケーション・インテリジェンスのグローバル・リーダーであるエスリは、インパクト・オブザーバトリーとの協業による、10メートルの最新のセンチネル2号衛星データに基づく全球の土地利用・土地被覆(LULC)マップの更新版を発表しました。今回の更新では、センチネル2号の10メートルの土地利用・土地被覆の時系列に2023年の新たなデータを追加し、2017年から2023年までの全球の範囲を網羅するように時系列を拡大しました。
世界中の組織が、更新された土地被覆マップを使用して持続可能な開発などの問題を取り巻く政策、そして土地管理の決定に役立てています。この更新は2017年以来、毎年実施されています。このマップにおける前年比の変化は重要な指標となり、アナリストや意思決定者にとって、地質学的プロセスや人間活動が環境に与える影響をより良く理解するのに効果的です。そのため、持続可能な土地管理政策に役立てることができます。
「ArcGIS Living Atlas of the World」のプログラム・マネジャーであるショーン・ブレイヤーは、「ユーザーは、現在そして将来にわたって、全球の土地被覆を前年比で比較することができます」と述べて、「国家の政府資源機関のような組織では、このデータを使用して土地計画の優先度を定義し、予算配分を決定する場面が多々あります。センチネル2号の毎年の更新により、政府、企業、および科学者は、こうしたデータをより確実に比較できるようになりました」と話しています。
昨年、エスリはダイナミックで即座の利用が可能なオンライン・アプリケーションである、センチネル2号の土地被覆エクスプローラーをリリースしました。これにより、誰もがどこからでも簡単にこうした高解像度の全球土地被覆マップの変化を観察することができます。2023年のコンテンツ更新と同時に、以下のような強化機能がセンチネル2号土地被覆エクスプローラーのマップ・パネルに追加されています。
ユーザーは、1対1のボタンをクリックすることで、目的の場所の地図を最大解像度で拡大することができます。ユーザーは、カメラ・ボタンをクリックすることで、高解像度のスクリーン・キャプチャをすばやく生成することができます。リンク・ボタンにより、ユーザーは現状のアプリケーションへのリンクをクリック・コピーすることで、表示されているものを簡単に共有することができます。アニメーション・モードでは、ユーザーはアニメーションを共有したい場所や方法に応じて、さまざまな縦横比や解像度のMP4映像をダウンロードできます。エスリは、マイクロソフトのプラネタリー・コンピューター上でホストされる欧州宇宙機関(ESA)のセンチネル2号の画像と、同社のシルバー・パートナーであるインパクト・オブザーバトリーにより開発された機械学習ワークフローを用いて、センチネル2号の10メートル土地利用・土地被覆時系列を開発しました。
全球のLULC時系列は、マップやアプリケーションなど、地理情報やサービスの主要なコレクションである同社のArcGIS Living Atlas of the Worldを通じて、1,000万人を超える地理情報システム(GIS)ソフトウエアのユーザーにオンラインで提供されています。また、センチネル2号土地被覆エクスプローラーでも見ることができます。
エスリの更新済み土地被覆マップをオンラインでご覧になるには、livingatlas.arcgis.com/landcoverexplorerをご覧ください。
エスリについて
地理情報システム(GIS)ソフトウエア、ロケーション・インテリジェンス、マッピング分野のグローバルマーケットリーダーであるエスリは、お客様が運営およびビジネス結果を改善するためにデータの潜在力を最大限に引き出すことができるよう支援します。当社は1969年に米国カリフォルニア州レッドランズで設立され、そのソフトウエアは、フォーチュン500企業、政府機関、非営利機関、大学を含む世界中の数十万の組織に導入されています。6大陸100か国以上に地域事務所、国際代理店、パートナーを抱え、サポートを提供しています。地理空間技術と分析に対する先駆的な取り組みにより、エスリは、地理的アプローチを活用して、世界で最も複雑ないくつかの問題を、ロケーションの重要なコンテキストに配置することで解決する、最も革新的なソリューションを開発しています。詳しくは当社のウェブサイト、 esri.comをご覧ください。
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