「ロイヤルホスト」「てんや」が主軸のロイヤホストHD、が事業の幅は広い

2026年2月4日 18:43

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 ロイヤルホールディングス(8179、東証プライム、以下ロイヤルHD)。外食業界の老舗。1950年に江頭匡一氏が米軍航空機の機内食や給食事業を興したのが原点。現在はファミレス:ロイヤルホスト・天丼展:てんや、の展開が中軸。

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 収益動向を追い、ロイヤルHDの収益動向は「人流」の是非により大きく左右されることを改めて痛感させられた。2020年12月期・21年12月期はコロナ禍の影響で「40.4%減収、192億6900万円の営業赤字」-「0.4%減収、73億6600万円赤字」に落ち込んだ。業容の宿命と言える。

 人流が戻った22年12月期以降は、こんな推移。「23.9%増収、21億9200万円に黒字転換」-「33.6%増収、177.1%増益」-「9.5%増収、21.3%増益」。20年12月期に0円配となった配当も、前期末で32円配に復活している。今期は「9.5%増収(1666億円)、5.9%増益(78億円)」計画。

 ロイヤルホストの25年の既存店売上高は、前年同月比各月100%超で推移。てんや、毎月「100%超」。

 個人的にはてんやの大ファン。この投稿を長らくの同居人が目にしないことを前提に記すと、自宅で天麩羅を食べたことがない。同居人曰く。「ころもが散っちゃうの。自分でやったらいいじゃない」。といった具合。

 ロイヤルHDが展開する事業を前12月期の決算資料から細かく覗き込む。

<外食事業>: 「ロイヤルホスト・てんや(期中にそれぞれ2店・3店を新規出店)」の他にも「シズラー(サラダバー&グリル)」「シェーキーズ(ピザレストラン)」を展開。ロイヤルホストはシンガポールに2店を出店。

<コントラクト事業>: 例えば空港ターミナルからの依頼など、法人からの依頼を受け立地に即した飲食業の設営を行っている。

<ホテル事業>: リッチモンドホテル等、全国で47施設を展開している。インバウンダー需要の高まりもあり「18.8%増収、94.6%営業増益」。

<食品事業>: グループ向け食品以外にも、グループ外に向けた「業務食」を扱っている。

 至27年12月期の中計が進行中。「売上高1875億円(24年度比23.3%増)、経常利益100億円(同37%増)」を掲げている。「コントラクト事業の拡充」を発信。株主還元策として「DOE3.5%、配当性向30%」を打ち出している。

 本稿作成中の株価は1300円台前半。昨年9月高値1414円から押して戻し小幅な押しを入れ揉み合い場面。過去9年余の修正済み株価パフォーマンスは42%強。IFIS目標平均株価1400円。判断は読者諸氏に・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る

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