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京都駅八条東口、マリオット京都駅は2026年秋開業へ 複合施設は2028年に
JR東海が進める京都駅八条東口再開発で、ホテルの「コートヤード・バイ・マリオット京都駅」(京都市南区東九条)が2026年秋、複合施設(同市下京区西之町)が2028年開業と決まった。複合施設には地元の食品スーパー「フレスコ」が核店舗として入り、24時間営業する。
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ホテルは京都駅八条東口から歩いて3分、京都府市町村職員共済組合が運営していたホテル「セントノーム京都」跡地に整備される鉄骨地下1階、地上9階建て延べ約1万6,000平方メートル。JR東海グループと米ホテル大手「マリオット・インターナショナル」が連携して進めている。
客室は270。内装は京町家をモチーフに京都市を囲む北山や東山などを壁面に描き、和の趣も備えた落ち着いた空間に仕上げる。エントランスやロビーは和の建築美を前面に打ち出し、工芸品やアート作品で彩る。マリオットグループのホテルは8月に開業した「コートヤード・バイ・マリオット京都四条烏丸」(下京区二帖半敷町)に次ぐ2施設目。
「(仮称)京都駅東部複合型拠点整備プロジェクト」としてホテル建設場所近くの八条通沿いで計画している複合施設は、鉄骨8階建て延べ約1万3,500平方メートル。1階にスーパーの「フレスコ八条口店(仮称)」と多目的スペース、カフェ、交流広場を備えたにぎわいスペースが入る。
2~3階はレンタルオフィスとなり、貸会議室のティーケーピーが、広さ500平方メートル以上の大ホールと大小6つの会議室を置く。3~8階には滋賀県大津市に本社を置く特殊ガラスの日本電気硝子のオフィスが入居する。
東海道新幹線はコロナ禍以降、乗客が回復しているが、JR東海は訪日外国人観光客の殺到でさらなる需要獲得が期待できるとして、これまで開発が遅れていた京都駅東部地区で再開発に乗り出した。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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