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日比谷に国内最大級の複合施設、NTT都市開発など着工 2031年完成へ

NTT日比谷タワーの完成イメージ(NTT都市開発発表資料より)[写真拡大]
NTT都市開発と東京電力パワーグリッドは、東京都千代田区の内幸町一丁目街区中地区でオフィス、ホテル、店舗、ホール、宴会場、産業支援施設などで構成する複合施設「NTT日比谷タワー」(千代田区内幸町)整備に着工した。延べ床面積約36万平方メートルで、国内最大級の大規模複合施設になる。電電公社時代に本社を日比谷に構えていたNTTは、本社を複合施設内に移転する。
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NTT日比谷タワーは、日比谷公園東に隣接する約2.2ヘクタールに建てられる鉄骨、鉄筋コンクリート地下6階、地上48階建て延べ約36万1,000平方メートル。街区完成時に地下で東京メトロの日比谷駅、有楽町駅と直結する。
3~5階に物販、飲食店を集めた大規模商業施設、6階に帝国ホテルが運営する1,000平方メートル超の大宴会場と300平方メートル規模の中宴会場、9階に音楽会やビジネス利用を想定した約400席のホールが入る。7~10階には産業支援施設、11~42階に基準階面積約5,300平方メートルのオフィス、44~48階に帝国ホテルとNTT都市開発による100室規模のスモールラグジュアリーホテルが開業する。
NTTが中心になって進める次世代通信基盤の「IOWN(アイオン)」が実装され、世界中のパートナー企業とリアルタイムでコラボレーションできる環境が整う。これまで以上のクリエイティブな仕事や働く人の生産性向上も期待できる。
外観や構造はかつてこの地にあった鹿鳴館やNTT日比谷ビルの歴史を受け継ぎ、日比谷通りの景観を守りながら、日比谷公園と一体化したものにする。地上部は銀座や新橋、霞が関など都内主要拠点とつながる歩行者ネットワークを形成。日比谷公園とは日比谷通りをまたぐ道路上空公園を設け、心地よい空間を創設する。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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