ルネサンス、「マイリハ」5施設を譲り受け、自立支援リハビリを強化

2025年12月2日 07:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■三郷・五香・浦和など5拠点を取得し、未展開地域での提供体制を整備

 ルネサンス<2378>(東証プライム)は12月1日、タカラレーベンの100%子会社であるレーベンコミュニティが運営するリハビリ特化型デイサービス「マイリハ」5施設の事業と関連固定資産を譲り受けると発表した。同社はスポーツクラブを中心に介護リハビリ事業「元氣ジム」を展開しており、事業承継による初期投資抑制と地域ニーズへの対応を目的に施設承継の手法を検討してきた。今回の譲受は、両社の理念や事業内容が近いことを踏まえたもので、介護領域では初の事業譲受となる。

 介護業界では人材不足や施設不足により在宅リハビリ需要が高まっており、介護保険制度の見直しも進むなど事業環境が大きな転換期を迎えている。同社は「人生100年時代」を見据えた健康ソリューション企業を掲げ、予防重視の取り組みを強化している。「マイリハ」は自立支援型リハビリを特徴とし、2011年から地域密着で事業を展開してきた。

 今回の5施設(三郷、五香、浦和、吉川、柳島)の承継により、同社が未出店であったエリアでの介護リハビリ事業の提供体制を強化する。同社は引き続き利用者向けの自立支援型リハビリの充実を図り、地域の健康づくりへの貢献を目指す。なお取得価格は非開示だが、連結純資産の30%未満であり、2026年3月期の業績への影響は軽微と見込まれている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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