トヨタ、GRヤリス「Aero performance package」登場 10月1日発売へ

2025年9月13日 18:08

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日本仕様のGRヤリス「Aero performance package」(写真:TOYOTA GAZOO Racing発表資料より)

日本仕様のGRヤリス「Aero performance package」(写真:TOYOTA GAZOO Racing発表資料より)[写真拡大]

 TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は12日、GRヤリスの最新モデル「Aero performance package」を発表した。全国の販売店で10月1日に発売する。

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 「Aero performance package」とは、モータースポーツやサーキットで得た知見を活かし、プロドライバーの協力を得ながら開発したモデルだ。今回はRZ「High performance」とRCの2グレードに採用された。

 新しいパッケージではダクトやスポイラーなど、こだわりの6アイテムを装着。冷却性能や空力性能を中心に、パフォーマンスの向上に努めている。

 フロントのボンネット部分には、ダクトつきアルミフードを採用。エンジンルームに溜まった熱を放出し、冷却性能を高める。

 フロントリップスポイラーでは空力バランスを整え、車の安定性を高めている。フロントの足回りにはフェンダーダクトを設けており、ホイールハウス内の空気を後方へ逃がし、操縦安定性のレベルアップにつなげる。

 リヤ部分には可変式ウイングを装着し、高速走行時の操縦安定性を支えている。ウイングの角度を変えられるため、フィーリングの調整が可能だ。リヤの下部にはバンパーダクトを装備しており、空気抵抗の低減に貢献する。

 ボトムの部分には、燃料タンクアンダーカバーを取りつけた。安全燃料タンクの下部を平らにすることで、ボディ下部の空気の流れをスムーズにする。ボトム部分の形状を最適化することで、GRヤリスの空力性能をさらに高める狙いだ。

 このように「Aero performance package」は、フロントやリヤだけでなく、ボトム部分のセッティングを突き詰めている。妥協のない取り組みで、従来のGRヤリスと違ったパフォーマンスを楽しめる。希望小売価格は405万5,000円~582万5,000円。

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