ヒガシトゥエンティワン 1Qは、2ケタ増収も一時費用等により減益

2024年7月30日 10:46

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記事提供元:フィスコ

*10:46JST ヒガシトゥエンティワン---1Qは、2ケタ増収も一時費用等により減益
ヒガシトゥエンティワン<9029>は26日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比12.3%増の110.40億円、営業利益が同8.8%減の5.36億円、経常利益が同10.7%減の5.67億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同18.3%減の3.02億円となった。
大手e-コマース向け業務の神戸西ロジスティクスセンターの開設、新貨幣対応の精密機器の配送・設置業務や大手インフラ会社向け資材販売の取扱物量が増加したこと等により増収となったものの、2024年6月の株式会社ネオコンピタンス買収による取得関連費用(80百万円)の支払いや大手e-コマース向けの大型新倉庫の立上げの為の一時費用等により減益となった。

運送事業の売上高は前年同期比4.2%増の58.83億円、セグメント利益は同2.5%減の6.58億円となった。これは主に、新貨幣対応の精密機器配送・設置業務や大手e-コマース向けの配送業務により売上が増加したものの、ITサポート事業における前年特需の反動や事業拡大に向けた人件費等の増加により、セグメント利益が減少したことによるものとしている。

倉庫事業の売上高は同32.3%増の32.48億円、セグメント利益は同10.2%増の2.86億円となった。これは主に、大手e-コマース向け業務の倉庫開設により売上が増加したことによるものとしている。

商品販売事業の売上高は同11.9%増の12.49億円、セグメント利益は同43.2%増の0.82億円となった。これは主に、大口得意先に対する資材販売業務が増加したことによるものとしている。

ウエルフェア事業の売上高は同9.6%増の2.79億円、セグメント利益は同25.6%増の0.46億円となった。これは主に、福祉用具の貸出しにより売上が増加したことによるものとしている。

その他の売上高は同6.7%増の3.79億円、セグメント利益は同16.6%増の0.77億円となった。これは主に、旅人におけるPOS端末等システム機器の改刷対応業務が増加したことによるものとしている。

2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.6%増の425.00億円、営業利益が同11.9%増の24.50億円、経常利益が同12.6%増の26.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.8%増の16.40億円とする期初計画を据え置いている。《SO》

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