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新宿駅西口、小田急百貨店跡の再開発に着工 48階建て複合施設が2029年度完成へ
小田急電鉄と東京メトロ、東急不動産は25日、新宿駅西口の小田急百貨店跡など(東京都新宿区新宿、西新宿)で再開発に着手した。商業施設、オフィス、駅施設などが入る高さ260メートルの高層複合施設で、西口の新たなランドマークとして2029年度の完成を目指す。
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施設は、西口駅前広場に面した約8,000平方メートルの敷地に整備される地下5階、地上48階建て延べ約25万平方メートル。地下2~地上10階に新宿エリア最大規模の商業施設と駅施設、12~13階にイノベーション創出を目指すビジネス支援施設、14~46階にオフィス、47~48階に東京都庁を超す高さ260メートルを生かした展望施設が入る。
事業主体となる小田急電鉄、東京地下鉄、東急不動産関係者と設計・施工業者らが25日、現地に集まって安全祈願祭を開き、工事の無事を祈った。完成は2029年度になる予定。
隣接する約7,700平方メートルの敷地では近く、小田急電鉄の単独事業として地下2階、地上8階建て延べ約2万8,000平方メートルの商業施設が工事に入る。商業施設と駅施設が入居し、こちらも2029年度の完成を目指している。
現地は小田急百貨店新宿本館やショッピングモールの新宿ミロードがあった場所で、西口駅前広場に面した一等地。にぎわい拠点と歩行者ネットワークを整備し、国際競争力を備えた拠点とするほか、防災機能の強化や環境負荷の低減にも取り組むことにしている。
小田急と東急は戦時中に1つの会社だった時代があるが、戦後は別々の道を歩み、小田急が新宿、東急が渋谷を拠点に特徴の異なる街づくりを進めてきた。それぞれが持つノウハウや知見を合体させて新しい時代の新宿の街づくりに挑む。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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