西鉄久留米駅ビルが大規模リニューアル、フードコートなど順次登場へ

2024年2月22日 11:08

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西鉄久留米駅ビルリニューアルの完成イメージ(西日本鉄道発表資料より)

西鉄久留米駅ビルリニューアルの完成イメージ(西日本鉄道発表資料より)[写真拡大]

  • 西側通路付近
  • チャレンジショップ区画「ku.ru.to(くると)」

 西日本鉄道は、福岡県久留米市の西鉄久留米駅、久留米バスセンター、商業施設が入った西鉄久留米駅ビル(愛称エマックス・クルメ、久留米市東町)を大規模リニューアルする。駅の待合機能を持つフードコートを新設するほか、商業施設のにしてつストアをスーパーの「レガネット久留米タミー」として一新するなど、春から秋にかけて駅ビル内を段階的に刷新。街の活性化や地域発展への寄与を目指す。

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 西鉄久留米駅ビルは、1969年の開業。4階建て施設の1階にバスセンター、にしてつストア久留米タミー店、2階に西鉄久留米駅改札口、専門店・レストラン街、3階に雑貨館インキューブなど、4階にブックセンタークエストが入居。売り場面積約1万5,000平方メートルで、約30店が営業している。耐震化と館内一新に向けてリニューアル工事を進めている。エマックス・クルメの名称は9月、「レイリア久留米」に改める。

 1階のバスセンターエリアは、バスセンター側店舗の外観を統一し、東口広場側をガラス化して開放的でにぎわいがある空間に変える。これに合わせ、先行開店した5店舗を含めた飲食店とバス案内所の計8店舗が5月までに新登場するのに加え、9月にさらに飲食店3店舗がオープンする。

 2階の北口改札前には194席、約600平方メートルのフードコートが4月に新設され、久留米ラーメンの「清陽軒」など4店舗が4月以降に出店する。入り口をガラス張りにしたうえで、電車や路線バスの運行状況を示すデジタルサイネージを設置して待合機能も持たせる。

 1階のにしてつストアは3月、レガネット久留米タミーとしてリニューアルオープンし、食品中心のスーパーに生まれ変わる。その前に飲食・食物販エリアを9月に新設、17店がオープンを予定している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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