京王百貨店新宿店が大規模リニューアル第3弾、11店が新規オープン

2024年2月20日 09:15

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フライングタイガーコペンハーゲンの店舗イメージ(京王百貨店発表資料より)

フライングタイガーコペンハーゲンの店舗イメージ(京王百貨店発表資料より)[写真拡大]

 京王百貨店新宿店(東京都新宿区西新宿)は、2022年秋から継続している大規模リニューアルの第3弾として、3月7日までに新規出店11店を含む約40店を順次リニューアルする。新宿再開発に伴う周辺環境の変化に対応するためで、第1弾リニューアルから通算して店舗の約4割が装いを新たにする。

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 新規出店があるのは、家庭用品を扱う6階と子ども服売り場や催事場がある7階。6階は「暮らしに彩りを」をテーマに、ファッション小物の「レイジースーザン」、島根県発の衣料・小物の「石見銀山群言堂」、アートカフェの「アートスクエア」、欧州産輸入寝具の「ベッテンスタジオ」などが登場する。

 7階は「3世代で楽しむ」をテーマに、キャラクター雑貨やライフスタイル雑貨を充実させる。新規出店は、北欧発のライフスタイル雑貨「フライングタイガーコペンハーゲン」、都内初出店となるキャラクターグッズの「ザッカニア」、3月19日までのポップアップショップとなるキャラクターグッズの「パイレーツファクトリーギフツ」など。

 新装出店は衣料品の4階が中心。4階では大きいサイズの婦人服売り場を充実させ、「ローズディアラ」などのブランドが装いを一新するほか、ストレッチパンツの「ビースリープラス」、婦人服の「コムサマチュア」などがリニューアル。女性誌「ハルメク」が手掛ける人気ショップの「ハルメクおみせ」は、売り場面積を1.4倍に広げる。

 京王百貨店新宿店は1964年の開業で、売り場面積約4万1,000平方メートル。2022年秋から段階的な大規模リニューアルに入り、今回の第3弾が最終回。第1弾の改装で売上高が13%増えるなど効果を上げていることから、30~50代の顧客取り込みに期待している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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