やる気スイッチ、バイリンガル幼児園「KDI」を九州で初開園 2024年春に

2023年4月16日 16:34

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KDI福岡アイランドシティの外観イメージ(画像:やる気スイッチグループの発表資料より)

KDI福岡アイランドシティの外観イメージ(画像:やる気スイッチグループの発表資料より)[写真拡大]

  • KDIの内観イメージ。
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 やる気スイッチグループは14日、同社が展開するバイリンガル幼児園「キッズデュオインターナショナル(KDI)」に関して、2024年4月に福岡市で開園すると発表した。保育事業などを手がけるテノ.ホールディングスがKDIとフランチャイズ契約を締結して展開するもので、九州エリアでは初めて、今後開園予定も含め、累計では14園目となる。

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 KDIは、英語・日本語のバイリンガル教育、知育教育、運動指導、職業体験プログラムなどを提供する幼児園。年少々から年長までのクラスがあり、2歳になる年度の4月から入園すると4年間教育が受けられる。

 特に英語教育には力を入れている。英語環境は週20時間以上を確保。4年間トータルの英語プログラム提供時間は3,800時間におよぶ。卒園までに英検準2級程度のリスニング・スピーキング力の習得を目指しており、実際に英検2級・準2級の合格者が出ているという。

 運動指導にも特徴がある。スポーツバイオメカニクス研究の権威である深代千之・東京大学名誉教授監修のもと、独自の運動プログラム「忍者あそび」を開発。一般的な体力・筋力トレーニングではなく、走る・跳ぶ・投げる・捕る・リズムなど運動に必要な9つの基本動作の習得を目指しているという。

 福岡市で新たに開園するのは、「KDI福岡アイランドシティ」。4学年で定員は342名(初年度は222名)。園内には、屋外園庭や運動ルームのほか、職業体験施設も設置予定という。

 23年2月、厚生労働省は22年の出生数が80万人を割ったと発表。少子化が推計していたよりも加速していることが明らかになった。そうした環境下でも、KDIの事業は好調。現社長の高橋直司氏が社長に就任した18年以降、事業展開が加速している。

 KDIの事業は13年4月から開始したが、18年5月時点の運営園は神奈川県・東京都・千葉県で計4園だった。以降、19年3月には千葉・神奈川で3園を同時に開園。20年には大阪府で開園し、関西に初進出。その後も毎年園を増やし、23年4月には11園を展開している。

 また、KDI福岡アイランドシティと同時期の24年春には、大阪さ愛知で合わせて2園の開園を予定している。九州エリアと中部エリアには、同時期に初進出となる。(記事:三部朗・記事一覧を見る

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