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ピザハットが1万人採用プロジェクト 働きやすい環境へ髪色ルールも変更
(画像: 日本ピザハットの発表資料より)[写真拡大]
宅配ピザチェーンを展開する日本ピザハット・コーポレーション(神奈川県横浜市)は17日、1万人採用プロジェクトを開始した。1年間でパート・アルバイトの採用1万人を目指す。店長候補の正社員も毎月入社を受け付けており、人材確保に注力している。
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以前は髪色のルールを設けていたが、働き手の多様化に伴いルールを削除するなどし、多くの人がエントリーしやすくした。応募方法も電話、Web、LINEを用意。Webで応募した場合は、応募後に面接日程が表示され、そこから都合のいい日程を選択する仕組み。最短3分で面接の予約を決めることができる。
採用後は、タブレットを使ったトレーニングや、動画のマニュアルを用いた教育を受けることができる。シフトはWeb上で簡単に提出できるなど働きやすさに配慮した。パート・アルバイトの応募条件は中学生を除く15歳以上。就労可能な在留資格があれば国籍は問わない。
業務内容は、ピザをつくるインストア業務と配達を行うデリバリー業務がある。冬季の配達も快適にできるよう防寒着の貸し出しも行う。今後も働きやすさを向上するために、ユニフォームや機器の変更などを行っていく予定だと言う。
国内のピザハット店舗数は2023年2月現在で520店舗以上。少子高齢化で働き手の獲得競争が激化する中、採用を強化するためにプロジェクトを立ち上げた模様だ。
日本ピザハット・コーポレーションの2022年3月期の売上高は209億8000万円、経常利益は13億5000万円。
同社は2022年8月に、九州の食品卸大手であるヤマエグループホールディングスの子会社となっている。もともとは日本KFCホールディングスが展開していたが、米国本部との運営方針の違いで投資ファンドに売却。その後ヤマエが全株式を取得し、初の消費者向け食品事業に進出した。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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