イオン、カンボジアに教育とエンタメ融合の新モール 12月15日先行オープン

2022年12月6日 08:45

印刷

イオンモールミエンチェイの開業イメージ(イオンなど発表資料より)

イオンモールミエンチェイの開業イメージ(イオンなど発表資料より)[写真拡大]

 イオンとイオンモールは、カンボジアの首都プノンペンの副都心に、教育とエンターテインメントを融合したショッピングモール「イオンモールミエンチェイ」を12月15日に先行オープンする。カンボジアへの出店は3店目で、2023年春にグランドオープンを予定している。

【こちらも】大阪のイオンタウン豊中庄内、12月2日オープンへ 16の専門店も登場

 施設は、プノンペンの中心部から南へ約8キロのフン・セン通り沿いにある約17万4,000平方メートルの敷地に建てられた、鉄筋コンクリート一部4階建て延べ約18万平方メートル。総賃貸面積約9万8,000平方メートルで、総合スーパーの「イオンミエンチェイ店」を核店舗に約250の専門店が集う。約3,200台分の駐車場と約1,900台分の駐輪場も整備されている。

 モールのコンセプトは「エデュテインメントモール」で、教育のエデュケーションとエンターテインメントを掛けた言葉だ。買い物だけでなく、3階に設置されたカンボジア初のモール内公園「コムサンパーク」や全面ガラス張りの空間「スカイブリッジ」など数多くのエンタメ施設、さまざまなイベントで新しい価値を創造するほか、オンラインショッピングとリアルの融合にも挑戦する。

 施設があるのは、プノンペン副都心として開発されている場所となる。住宅やマンション、インターナショナルスクールなど多数の計画が進行し、人口の急拡大が見込まれているほか、広域からの集客も有望視されている。

 カンボジアはアセアン諸国で貧しい国に位置づけられ、コロナ禍で深刻なダメージを受けた。またフン・セン政権の中国傾斜など不安材料を抱えているものの、縫製業や製靴業、観光業の伸びが著しく、高度経済成長期に入っている。イオングループはカンボジアの購買力が今後、大きく伸びるとみて3店舗目の出店に踏み切った。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事