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国内初、AIカメラで24時間顔認証決済 トライアルが福岡の店舗に導入
トライアル GO 日佐店の外観(トライアルホールディングス発表資料より)[写真拡大]
トライアルグループのトライアルカンパニーは、AI(人工知能)カメラで24時間顔認証決済ができるシステムを福岡市の「トライアル GO 日佐店」(南区日佐)に導入した。国内の小売店舗では初めてとしており、導入拡大に向けた実証実験を今後進める。
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24時間顔認証決済システムは店内に顔登録カメラを2台、顔認証カメラを8台導入し、18歳以上であれば店頭で登録したあと、誰でもすぐに利用が可能になる。セルフレジ決済に対応しているほか、国内で初めて顔認証時の年齢確認を不要にした。このため、夜間の酒類購入が可能になる。
24時間顔認証決済システムは4月に発表され、福岡県若宮市の「トライアル GO 脇田店」に試験導入し、関係者限定で運用。トライアルグループの社員や取引先など約250人が利用した結果、商品購入時の時間短縮になるうえ、夜間の買い物に便利といった声が上がり、問題なく運用できることが確認されたという。
これを受け、日佐店に第1号として導入したもので、トライアルカンパニーは日佐店で得られたデータの活用・分析を進め、システムのバージョンアップに生かす。
トライアルグループは、世界初となる小売りに特化したリテールAIカメラやセルフレジ機能付きのカートなどIoT(モノのインターネット)、AI技術を活用した機器、システムを独自に開発し、店舗に展開してきた。
「トライアル GO」は新技術を生かした小型の次世代型スマートストア。カメラとAIで人件費を25%削減するほか、売り場のカメラと電子棚札が連動して自動値下げを実現するなどさまざまな工夫が施されている。日佐店は24時間営業で、生鮮食品、弁当、惣菜、酒類、日用品などを販売する。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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