京都駅前地下街と駅ビル専門店街が2023年3月統合へ、新名称は「京都ポルタ」

2022年9月16日 17:19

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京都ポルタのロゴ(JR西日本京都SC開発発表資料より)

京都ポルタのロゴ(JR西日本京都SC開発発表資料より)[写真拡大]

 JR西日本グループのJR西日本京都SC開発は、京都駅前地下街「ポルタ」と京都駅ビル専門店街「ザ・キューブ」を2023年3月1日で統合することを決めた。新名称は「京都ポルタ」。同じ京都駅に存在し、地下で連続していながら、別々の施設であるために観光客への案内が分かりにくくなっているのを解消することが狙いで、将来のコロナ禍終息も視野に入れている。

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 施設が統合されたあとも、ポルタの「ポルタダイニング」、「きょうこのみ」、「西エリア」、「東エリア」、ザ・キューブの「おみやげ小路 京小町」、「京名菓・名菜処 京」、「おみやげ街道」など両施設内のゾーン名称は、原則としてそのまま使用する。ザ・キューブ地下2階のファッション・コスメ専門店街はポルタとの連続性を考えて「南エリア」、ザ・キューブ11階のグルメ街は「ポルタスカイダイニング」と改称する。

 新名称は駅前地下街の名称であるポルタが1980年、一般公募で選ばれてから40年が経過し、市民や観光客になじみがあることから、これを生かすことにした。ポルタがイタリア語で門や入口を意味し、駅の商業施設としてふさわしいことも考慮している。ロゴはポルタのものを踏襲し、下部に「KYOTO」の文字を配した。

 統合に伴い、両施設のポイントカードも統合し、新たに「ポルタクラブカード」を創設する。2023年春には統合を記念したキャンペーンやイベントを計画している。

 京都駅前地下街ポルタは1980年の開業。京都駅烏丸口の地下1、2階に128店が入居し、約1万平方メートルの売り場面積がある。京都駅ビル専門店街ザ・キューブは1997年の開業。京都駅ビルの地下2階から地上2階までと11階に95店が入居している。売り場面積は約5,300平方メートル。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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