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電気・ガス・ガソリン、航空会社の燃油サーチャージが値上げへ
電力大手10社は29日、8月の電気料金について4社が値上げすると発表した。値上げをおこなうのは東京電力、北海道電力、中部電力など。関西電力や中国電力など6社は現行の制度で決められている価格の「上限」にすでに達していることから値上げはされない。東京電力の標準的な家庭の1か月当たりの料金は7月比で247円高の月9118円になるという。これは12カ月連続の値上げだそうだ。同様に北海道電力も99円高の8862円、中部電力も231円高の8747円になるという(日経新聞、テレ朝news、FNNプライムオンライン)。
大手ガスも4社のうち3社が値上げをおこなうとされる。大阪ガスは89円高の6601円、東邦ガスは88円高の7223円、西部ガスは68円高の6727円になる。大阪ガスによると過去10年で最も高い水準であるという。原油価格の高騰により輸送費が増大したことが値上げ要因としている(読売テレビニュース[動画])。なお東京ガスに関しては電力と同じような事情で価格上限に達していることから値上げされない。
航空会社が燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の引き上げをおこなっている。日本航空(JAL)は2022年8月1日から2022年9月30日購入分に関して引き上げることを発表した(khb東日本放送、アジアトラベルノート、日経新聞)。
JALは今月6月発券分から値上げしたばかりだったが、原油高や円安による燃料価格の高騰などを踏まえてさらなる値上げがおこなわれた。北米やヨーロッパ行きなどは片道4万7000円、ハワイ行きなどは片道3万500円といずれも過去最高水準となる。全日空も15日に8月の予約・発券分から、燃油サーチャージを値上げしている。こちらも6月1日に燃油サーチャージの値上げがおこなわれたばかりだった(FlyTeam)。
またガソリン価格の値上がりも続いている。資源エネルギー庁は27日、現在のレギュラーガソリン全国平均小売り価格について、国平均で1リットル当たり174.9円となり、先週より1円高い価格であるとする発表をおこなった。レギュラーガソリンの小売価格の値上がりは4週連続。ロシア産原油の輸入制限や中国の経済活動の再開が見込まれることなどから、原油の需給がひっ迫するという見方が広がっているという(NHK、FNNプライムオンライン)。
あるAnonymous Coward 曰く、 ヨーロッパ行きの航空券は、安いときで10万円を切る時期もあったため、現在は燃油サーチャージだけで倍になった計算である。この高騰は、原油高に円安が合わさったもので、コロナによる入出国制限といい、海外旅行にとっては三重苦の時代である。
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