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フォーバル、電子学園と包括連携協定 学校運営の効率化を支援
経営コンサルティングなどを行うフォーバル(東京都渋谷区)は10日、電子学園(東京都新宿区)と包括連携協定を締結したと発表した。産学連携により、地域創生や大学運営の効率化に取り組む。
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フォーバルは、電子学園が運営する情報経営イノベーション専門職大学の運営に関する業務効率化や、日本電子専門学校が新設する「DXスペシャリスト科」の運営、カリキュラムの策定支援などを行う。
電子学園とやり取りを行う企業や地方自治体へのGX、DX導入のサポートの他、教育環境を活かして在学生にもGXやDXの指導を行う。
フォーバルは国が推進する「デジタル」「グリーン」「少子化対策」「活力ある地方創り」を実現するために「F-Japan」構想を掲げている。その実現のために電子学園と連携を強化し、「GDX人材」を育成すると言う。GDXとはGXとDXを組み合わせたフォーバル独自の造語だ。
同社はコケナワ(愛知県名古屋市)が発起人となり提唱した「産学連携による大学運営の効率化と地域創生」に賛同。これまで「情報処理支援機関」や「経営革新等支援機関」として、中小企業向けにコンサルティングを行ってきた。この見識を活かして相互の発展を目指す。
フォーバルは今後の成長戦略として、中小企業を対象とした「次世代経営コンサルティング」に注力する方針だ。その中で「情報通信」「人材・教育」「海外」「起業・事業承継」「環境」の5分野に集中する。
2022年3月期の連結売上高は約515億3000万円。前期比3.5%増で、期初計画よりも3.1%上振れた。企業を定期訪問し、経営に関する様々な課題解決をサポートする「アイコンサービス」などのストック型ビジネスに軸足を移して、業績を伸ばした。アイコン事業のためにグループ化した企業も寄与。DX推進への機運が高まるなど外部環境も影響し、4Qに成長が加速した。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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