公共と商業の複合施設「ブランチ調布」、公民連携で4月22日オープンへ

2022年4月15日 16:36

印刷

ブランチ調布の開業イメージ(調布市、大和リース発表資料より)

ブランチ調布の開業イメージ(調布市、大和リース発表資料より)[写真拡大]

 東京都調布市と大和ハウス工業グループの大和リースが公民連携で整備している公共と商業の複合施設「ブランチ調布」(調布市深大寺東町)が、4月22日にオープンする。公共施設の「ふじみ交流プラザ」を核に家電量販店、飲食店、物販店など約10店舗が集まり、買い物や飲食だけでなく、地域コミュニティ発信基地の役割を果たす。

【こちらも】北九州のスペースワールド跡、「ジ アウトレット北九州」が4月28日オープンへ

 ブランチ調布は、調布市の旧クリーンセンター跡地約約4,000平方メートルに整備している、鉄骨一部鉄筋コンクリート地下1階、地上3階建て延べ約9,300平方メートル。1~3階にふじみ交流プラザのほか、コミュニティスペース、家電量販店の「デンキチ」、回転寿司の「くら寿司」、調剤薬局の「クオール薬局」、レストランの「グリルポットハウス」、メガネの「JINS」、診療所の「金剛寺内科クリニック」などが入居する。

 地下は約90台収容の駐車場。ほかに約170台収容の駐輪場も確保する。1階に「いこいのひろば」、2階に「みはらしひろば」、3階に「あそびのひろば」という地域に開かれた3つの広場を設け、住民が気軽に集まれる場所にする。内部は多摩産材を活用し、木の温もりを感じられるように工夫する。

 1階に設置されるふじみ交流プラザは、地域住民の交流促進や高齢者の社会参加、生きがいづくり、健康づくりを行う施設となる。集会室や調理室、多目的室、談話室、浴場などが設けられる。調布市は地域の会合や音楽など趣味の活動をはじめ、幅広い利用を見込んでいる。

 調布市クリーンセンターは2019年、深大寺東町から野水地区に移転した。調布市は行政課題の解決と地域ニーズに対応できる跡地活用を民間企業から公募し、大和リースが提案した事業計画を選んだ。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事