マツダ、欧州でCX-60を公開　日本向けは4月上旬に発表へ

　マツダの欧州部門である「Mazda Motor Europe（マツダ・モーター・ヨーロッパ）」は9日、クロスオーバーSUVの最新モデル「CX-60」を公開した。近年マツダが力を入れているクロスオーバー部門に、新たな戦力が加わる。

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　CX-60は、マツダによるラージ商品群の新プロジェクトにおける第1弾。マツダは、「走る歓び」「環境・安全性能の大幅進化」をプロジェクトのテーマに掲げ、2023年までにラージ系車種を4つ導入する予定だ。CX-60はその先陣を切り、環境に優しくて走りやすいスタイルをアピールしていく。

　CX-60はミッドサイズSUVに分類され、2列シートの配置となる。ファミリー層を中心に、遠出でも快適な運転を望めるだろう。

　マツダが近年掲げるデザインテーマ「魂動（こどう）-SOUL of MOTION」はCX-60にも採用。SUVらしいタフネスを見た目で表現している。ほかにも日本的な感覚を生かした緻密なデザインも加わり、クルマとしての新しい魅力を訴える。

　欧州仕様では、2.5L直列4気筒ガソリンエンジンに対し、電動モーターを組み合わせた。こちらは「e-SKYACTIV PHEV」と呼ばれ、マツダとしては新機能のプラグインハイブリッドシステムとなる。

　CX-60は欧州各国で現地時間の3月8日に受注をスタート。本格的な発売は2022年の夏を予定している。また3月11日には山口県防府市の防府第2工場にて生産をスタートする予定だ。

　日本仕様は4月上旬に公開予定だ。