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大阪梅田ツインタワーズ・サウスが完成、3月24日にオフィスゾーン開業
大阪梅田ツインタワーズ・サウスの全面開業イメージ(阪神電気鉄道など発表資料より)[写真拡大]
阪神電気鉄道と阪急電鉄が進めてきた、大阪神ビルディングと新阪急ビル(大阪市北区梅田)の建て替え第2期工事が完成した。新しいビルは、2021年10月に先行開業した阪神百貨店梅田本店とオフィスゾーンなどで構成され、3月24日にオフィスゾーンがオープンして「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」の名前で全面開業する。
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大阪梅田ツインタワーズ・サウスは鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート地下3階、地上38階建て延べ約26万平方メートル。地下2階から地上9階は阪神梅田本店が売り場面積4万7,000平方メートルで先行開業しているが、地下の食料品売り場を拡張して4月6日に5万3,000平方メートルの売り場でグランドオープンする。「食の阪神」の強みを生かし、4フロアを食品・飲食関連とした構成で百貨店不況の打破に挑む。
11階から38階はオフィスゾーン。1フロア当たりの貸室面積約3,500平方メートル、天井高2.9メートルの開放感あふれる大型オフィスで、ダイキン工業、東洋紡、エイチ・ツー・オーリテイリングなど関西を代表する企業が入居する。
このほか、11階に大小2つのホールを備えた約4.000平方メートルのカンファレンスゾーン「梅田サウスホール」が登場する。低層部分の屋上は緑化され、にぎわいと交流の場となる広場を設ける。建物の周辺は地下と地上、デッキの3層で歩行者ネットワークが形成され、西日本一のビジネス街の中心部を歩行者に快適な空間に変える。
大阪梅田ツインタワーズ・サウスの全面開業に伴い、阪急百貨店梅田本店が入る梅田阪急ビルを「大阪梅田ツインタワーズ・ノース」と4月1日に改称する。これにより、近接するノース、サウスの両ビルを「大阪梅田ツインタワーズ」と総称する。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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