地域密着型SC「トナリエ南千里アネックス」、11月26日開業 イオン南千里店跡に

2021年11月12日 11:26

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南千里アネックスのロゴ(日本エスコン発表資料より)

南千里アネックスのロゴ(日本エスコン発表資料より)[写真拡大]

 大阪府吹田市で5月に閉店したイオン南千里店跡(吹田市千里山西)が、地域密着型ショッピングセンター(SC)の「tonarie(トナリエ)南千里アネックス」として、11月26日にリニューアルオープンする。施設を所有する日本エスコンが明らかにしたもので、イオングループの都市型食品スーパー「光洋」、生活雑貨の「無印良品」などが出店する。

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 南千里アネックスは6階建て延べ約2万7,000平方メートルで、うち売り場面積が約1万8,000平方メートル。1階に光洋のほか、カフェの「英国屋」、ドラッグストアの「ココカラファイン」、菓子の「よしや」などが登場する。無印良品は1、2階にまたがって出店する。

 3階は家電の「エディオン」、生活雑貨の「デコホーム」、「靴のヒラキ」など。4階は100円ショップの「ダイソー」、子供服の「西松屋」など。5、6階にスポーツクラブの「HOS南千里スポーツクラブ」が入る。総出店店舗は14の予定。

 施設は1987年、「ジャスコ南千里店」として開業し、2011年に「イオン南千里店」に名称を変更した。開店当初は阪急電鉄南千里駅周辺で唯一の大型ショッピングセンターとして人気を集めたが、5月にイオン南千里店が閉店。5、6階のHOS南千里スポーツクラブだけが営業していた。

 周辺は千里ニュータウンが広がる住宅街。千里ニュータウンは一時、高齢化や人口減少が問題になっていたが、若者向けのマンションなどが増え、人口が増加傾向に転じている。

 日本エスコンはイオン閉店を機に経年劣化が進んだ店内を改修し、周辺住民のニーズを満たせる地域密着型ショッピングセンターへの切り替えを進めてきた。今後は地域のコミュニティ形成や地域活性化に貢献できる施設としても運営する。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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