京都・四条烏丸でスーパーとホテルの複合ビル完成 ライフが9月15日オープン

2021年9月7日 16:14

印刷

JR西日本不動産開発ヤサカビルの開業イメージ(彌榮自動車発表資料より)

JR西日本不動産開発ヤサカビルの開業イメージ(彌榮自動車発表資料より)[写真拡大]

 彌榮自動車とJR西日本不動産開発が京都市下京区の四条通沿いで建設していたスーパーとホテルの複合開発が完成した。スーパーの「ライフ四条烏丸店」は9月15日、ホテルの「リッチモンドホテルプレミア京都四条」は2022年3月上旬にオープンする。

【こちらも】川崎の商業施設「ビーンズ武蔵中原」、9月28日にリニューアルオープンへ

 建物は名称が「JR西日本不動産開発ヤサカビル」。彌榮自動車所有の約2,500平方メートルの敷地に建つ鉄骨8階建て延べ約1万2,400平方メートル。外観は祇園祭が行われる地域の特性を生かし、ガラスの屏風をイメージした斬新なデザイン。祇園祭の時期には建物の前に四条傘鉾が建ち、京都らしい雰囲気を出す。

 ライフ四条烏丸店は売り場面積約1,200平方メートル。周辺が京都を代表するビジネス街で、マンション暮らしの単身者が多いことから、少量から用意できる惣菜を豊富に揃えた。京都を訪れた観光客に喜んでもらえるよう京野菜、地酒、漬物など京都ならではの商品にも力を入れる。

 リッチモンドホテルプレミア京都四条はダブル29室、ツイン95室、スーペリアツイン18室、トリプル30室、デラックスルーム10室、ユニバーサルルーム2室の構成。奥に長い敷地の形状を生かし、「心地よい奥行き」「うつろい」をコンセプトに京都の文化や伝統を内装などに取り込んでいる。

 建物の建設地は京都市営地下鉄「四条駅」、阪急電鉄京都線「烏丸駅」から西へ歩いて5分。京都市を代表するメインストリートの四条通に面したビジネス街の一角に位置するが、裏通りに入ると伝統の京町家など京都らしい風情を感じられる。

 彌榮自動車とJR西日本不動産開発は2018年、敷地活用の共同プロジェクトを立ち上げ、スーパーとホテルの複合開発を進めてきた。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連記事