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トライアル、熊本初のスマートストアをオープン 金剛の工場跡に
トライアルのスマートショッピングカート(トライアルホールディングス発表資料より)[写真拡大]
IT技術を活用したディスカウント店を全国展開しているトライアルカンパニーは30日、熊本市西区上熊本に熊本県初となるスマートストアの「メガセンタートライアル上熊本店」をオープンした。スマートショッピングカートやリテールAI(人工知能)カメラなど最新機器を導入し、レジ待ちなしや利用客と商品のマッチングを推進する。
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メガセンタートライアル上熊本店は、移動棚メーカー・金剛の工場跡に建設された鉄骨平屋建てで、売り場面積約6,300平方メートル。同社の店舗としては熊本県で最大規模となる。生鮮食品や惣菜、弁当、酒、日用品などを24時間営業で扱っている。
最新機器は、決済機能を備えたスマートショッピングカートを約200台、小型カメラで商品棚を監視するリテールAIカメラを約100台、デジタル技術を活用してディスプレイやプロジェクターに映像や文字を表示するデジタルサイネージを約140台用意した。
スマートショッピングカートは、専用のプリペイドカードを登録し、利用客自身が商品のバーコードを読み取って専用ゲートを通過するだけで、レジ待ちなしにキャッシュレス決済ができる。
リテールAIカメラは、商品棚の監視と利用客の動線分析を進め、発注や補充を最適化するとともに、利用客がほしいときにほしい商品を購入できる快適な売り場づくりに寄与する。デジタルサイネージは商品の品出しを知らせる「出来立て動画」などを公開する。
店舗での買い物は約8割が来店前に購入を予定していなかった商品といわれる。トライアルカンパニーは、これら最新機器を活用して店舗をメディア化することで、利用客と商品のマッチングを推進する方針だ。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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