JR小倉駅の商業施設「ビエラ小倉」リニューアル、3階を先行オープンへ

2021年6月9日 19:51

印刷

3階カフェ・物販ゾーンのイメージ(JR西日本不動産開発発表資料より)

3階カフェ・物販ゾーンのイメージ(JR西日本不動産開発発表資料より)[写真拡大]

 JR西日本不動産開発は、北九州市小倉北区浅野のJR小倉駅でリニューアル工事を進めてきた商業施設の「ビエラ小倉」の3階部分16店舗を、6月30日に先行オープンする。全館のリニューアルオープンは7月末になる予定。

【こちらも】JR九州、鹿児島中央駅西口で大型複合施設開発 2023年春に開業へ

 先行オープンの当日はJR関係者らが出席して記念式典を開き、テープカットでリニューアルオープンを祝ったあと、利用客に割引クーポンを配布する。

 ビエラ小倉は3階建て構造で、店舗面積が3階1,218平方メートル、2階1,618平方メートル、1階5,640平方メートルの合計8,476平方メートル。3階はカフェ・物販ゾーン、2階は飲食ゾーンと位置づけられ、全館合計で32店が出店する。3階の新幹線改札口前が正面出入口となり、小倉駅と直結する。

 出店する店舗は、コンビニエンスストア、土産物店、調剤薬局を併設したドラッグストア、ベーカリー、カフェ、各種レストランなど。駅の乗降客だけでなく、近隣の住民、オフィスワーカーが気軽に利用できる商業施設とする。

 ビエラ小倉は2000年、山陽新幹線の高架下などを利用した駅直結の商業施設「小倉ひまわり通り」として開業した。2012年のリニューアルを機に「小倉エキナカひまわりプラザ」と名称を改めたが、再度のリニューアルでJR西日本不動産開発の商業施設ブランド「ビエラ」として装いを新たにする。ビエラの九州出店はこれが初めて。

 小倉駅は北九州市のターミナルで、周辺に市の行政機能やオフィス、大規模商業施設が集積している。JR西日本不動産開発は、駅周辺を往来するさまざまな人たちのニーズを満たせる施設になるようリニューアルした。北九州市がものづくりの街として発展してきたことを考慮し、館内を木の温かみを生かしたデザインにしたとしている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事