大阪・箕面の箕面萱野駅ビル整備、事業者は東急不動産に 高架下も店舗化

2021年5月19日 16:37

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箕面萱野駅ビルの完成予想イメージ。事業提案段階のもの。(東急不動産発表資料より)

箕面萱野駅ビルの完成予想イメージ。事業提案段階のもの。(東急不動産発表資料より)[写真拡大]

 大阪府箕面市は、2023年度に開業予定の北大阪急行・箕面萱野駅ビルと鉄道高架下の整備事業者に、東急不動産を選んだ。東急不動産は駅前交通広場に店舗の入った駅ビルを整備、隣接地で運営する商業施設の「みのおキューズモール」と相乗効果を発揮させて、駅前のにぎわいを創出する。

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 駅ビルは地上3階建て延べ約5,500平方メートル。1階は駅前交通広場と連続するバスターミナル、2、3階は物販、飲食店が入った商業施設とする。高架下は延べ約900平方メートルで、店舗の入居を予定している。建物のデザインは箕面市の自然、景観との調和やバスターミナルへの自然光取り込みに配慮した。

 駅前交通広場ににぎわいを呼ぶオープンカフェや駅ビルと広場を結ぶ大階段を整備し、ターミナル駅にふさわしい空間づくりを進める。

 東急不動産は箕面市の箕面萱野駅前交通広場上空立体利用の提案募集に応募し、市幹部や有識者による検討会議で事業者に選ばれた。

 箕面萱野駅は北大阪急行南北線の延伸で2023年度に設置される新駅。大阪メトロの御堂筋線も乗り入れる予定で、大阪府豊中市新千里東町の千里中央駅に代わるターミナル駅となり、1日2万8,000人の乗降客が見込まれている。これに合わせ、箕面萱野駅前にはバスターミナルが設けられ、箕面市内などを行き来するバス路線再編が予定されている。

 箕面市は人口約13万9,000人。大阪府内を代表するベッドタウンとして知られ、子育て世帯の人気を集めている。東急不動産は2003年から隣接地で延べ床面積約10万7,000平方メートル、店舗数約110のみのおキューズモールを運営し、地域を代表する商業施設に育ててきた。箕面萱野駅開業後は駅ビル、高架下の商業施設と連携しながら、にぎわいづくりの核とする。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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