セブン&アイ、大阪松原市で「セブンパーク天美」オープンへ 21年秋に

2021年4月1日 08:14

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セブンパーク天美の開業イメージ(セブン&アイ・ホールディングス発表資料より)

セブンパーク天美の開業イメージ(セブン&アイ・ホールディングス発表資料より)[写真拡大]

 セブン&アイ・ホールディングスは3月31日、大阪府松原市天美東の土地区画整理事業区域に、大型複合商業施設「セブンパーク天美」を整備し、2021年秋にオープンさせることを明らかにした。売り場面積約4万5,000平方メートルに約200店が出店、多数の娯楽施設も備える。

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 予定地は松原市土地区画整理事業で開発された約6万7,000平方メートル。5階建ての施設は1~3階が店舗、4、5階と屋上が駐車場になる。駐車場は約2,100台分、駐輪場は約1,100台分を確保する。

 出店する店舗は食品スーパーの「ライフ」、シネマコンプレックスの「TOHOシネマズ」など約200店を予定している。シネコンは10のスクリーンと約1,600の座席を用意。他の店舗はまだ公表されていないが、セブン&アイ・ホールディングスは地域住民の日常の需要を満たすだけでなく、エンターテイメントパークとなりうる話題の店舗を集めるとしている。

 施設の目玉となるのがメインホール。1階から3階までの吹き抜け空間に約520インチの大型LEDビジョンを置き、ライブハウス並みの大迫力の音と映像で来店客を楽しませる。屋外にはイベントスペースを設け、さまざまなショーなどを展開する。

 施設は国土交通省のサステナブル建築物等先導事業に採択され、環境に配慮しているのも大きな特徴。館内で発生した生ごみを処理し、メタンガスを電気、熱に変換して利用するほか、エネルギー管理の最新設備を導入するなど、省エネ、省二酸化炭素を徹底する。

 予定地は近鉄南大阪線の河内天美駅から歩いて10分の国道309号、阪神高速6号大和川線が交差する付近。阪南大学のキャンパスやスポーツパークまつばらなどが近くにあり、大阪市や堺市のベッドタウンとして注目されている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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