スバル、米国で2020年モデル9車種がIIHSの安全評価で賞獲得

2021年3月13日 16:45

印刷

安全性で高評価を得たスバル・アセント2021年モデル(画像: スバル発表資料より)

安全性で高評価を得たスバル・アセント2021年モデル(画像: スバル発表資料より)[写真拡大]

 スバルは11日、米国で販売している2021年モデルの9車種について、米国IIHS(道路安全保険協会)より安全性で高評価を受け、5車種が「トップセイフティピックプラス(TSP+)」、4車種が「トップセイフティピック(TSP)」を受賞したと発表した。同社は2013年からの通算で、累計TSP+獲得数を57に伸ばしており、単一ブランドとしては最多という。

【こちらも】日本カー・オブ・ザ・イヤーはスバル・レヴォーグに 受賞の要因は?

 IIHSは、交通事故のリスク軽減方法の評価や開発を行う非営利サービス機関で、自動車の使用に関連した人間の傷害や、自動車の経済的損失について研究を行っている。安全性評価では、車両衝突時における乗員の保護や、衝突回避性能などをテストしている。

 IIHSはスバルの合計9車種に対し、ハイレベルな安全性を認める賞を与えた。「TSP+」を受けたのは、クロストレック ハイブリッド、フォレスター、レガシィ、アウトバック、アセントの5車種。「TSP」を与えられたのは、インプレッサのセダンと5ドア、クロストレック、WRXの4車種だ。

 今回受賞したのは米国市場で売られている乗用車だが、日本市場においてもスバルの安全性への取り組みは知られている。安全技術の目玉であるアイサイトXは、準天頂衛星「みちびき」やGPS、3D高精度地図データとのセット機能により、運転中の車両位置を正確に把握。渋滞の最後尾や低速走行中の車両検知などを行う。

 必要に応じてアクセルやブレーキ、ステアリングなどの自動操作によるアシストがあり、ドライバーにとっては負担や事故リスクを軽減できる。スバルではアイサイトXを中心に、さまざまな安全技術を開発しており、日本市場でも多くの車両に搭載されてきた。

 今回の米国での安全性に対する高評価は、日本でのスバル車販売にとっても追い風になるだろう。

関連キーワード

関連記事