愛媛のイオンタウン川之江、21年秋のリニューアル目指して建設工事に着手

2021年2月3日 07:43

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イオンタウン川之江の完成イメージ(イオンタウン発表資料より)

イオンタウン川之江の完成イメージ(イオンタウン発表資料より)[写真拡大]

 イオングループのイオンタウンは、愛媛県四国中央市妻鳥町で秋のリニューアルオープンを目指して、ショッピングセンター・イオンタウン川之江の本格的な建設工事に着手した。地元スーパーのフジを核店舗とし、ドラッグストアや飲食店を集めて地域密着型のショッピングセンターとする。

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 イオンタウン川之江は敷地面積約5万1,000平方メートル。鉄骨平屋建て約1万3,000平方メートルの店舗に既存の専門店を含めて物販、飲食など18店舗を集結させる。フジ以外の出店店舗名は明らかにされていないが、総賃貸面積は約1万1,000平方メートルを予定している。駐車場は約800台分を確保する方針。

 イオンタウン川之江は1999年、ジャスコ川之江ショッピングセンターとして開店。その後、イオンタウン川之江に施設の名称を変更し、約20年間地域の人々の暮らしに寄り添ってきたが、新しい生活様式に合わせて短時間、かつワンストップで買い物できるオープンモール型のショッピングセンターに生まれ変わる。

 四国中央市は人口約9万人。住民の高齢化が進む田舎町だが、四国のちょうど中央部に位置し、松山市、高松市など四国の4県都を結ぶ高速道路が通ることで注目を集めている。イオンタウン川之江の立地場所も三島川之江インターチェンジから近く、国道11号と県道333号が交差する交通の要衝にある。

 四国中央市内にはイオンタウン川之江のほか、フジグラン川之江、アイランド三島、いよてつ高島屋四国中央店、ハローズ三島店などショッピングセンター、総合スーパーなどがひしめき、販売競争を続けている。イオンタウン川之江も老朽化した施設を一新することにより、コロナ禍の競争を乗り切ろうとする思惑が見える。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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