大阪市の天王寺ミオが大規模リニューアル、約60店を入れ替えへ

2021年1月27日 08:18

印刷

天王寺ミオのリニューアルイメージ(JR西日本SC開発)発表資料より

天王寺ミオのリニューアルイメージ(JR西日本SC開発)発表資料より[写真拡大]

 大阪市天王寺区悲田院町のJR天王寺駅ビルで営業する商業施設「天王寺ミオ」が、2~4月に大規模リニューアルを実施し、約60店を入れ替える。運営するJR西日本SC開発が明らかにしたもので、利用客の心を満たす食や生活雑貨の店舗が登場する。

【こちらも】大阪・堂島の大阪三菱ビル、建て替えで複合商業施設に 2024年完成予定

 天王寺ミオはJR天王寺駅ビルにある天王寺・阿倍野地区最大級のショッピングセンターで、本館とプラザ館からなる。入居する店舗は物販、飲食、サービスなど約350。売り場面積は約3万9,000平方メートルに及ぶ。

 リニューアルは暮らしをサポートする惣菜・弁当、スイーツの持ち帰り店拡充と、駅で気軽に飲めるエキうえスタンドの充実、バラエティーに富んだ雑貨店の拡充、ファッション店のリフレッシュを4本柱にして、新規入居店舗を選んだ。

 駅の改札に直結した本館、プラザ館1階には、大阪梅田のフレンチおでんの「赤白」、神戸北野の肉割烹「雄三郎」による惣菜店、持ち帰りすしの「大安すし」、バームクーヘンの「治一郎」などが登場する。

 エキうえスタンドには、出汁を楽しむ元祖たひこ焼きの「会津屋」、5つ星ホテル出身のシェフが提供する「大衆中華酒場若林」など、雑貨店はキャラクター雑貨の「サンキューマート」、イスラエル発の「ラリン」など、ファッションではスニーカーブランドの「ルシーダ」、古着の「ロエコバイジャム」などが出店する。各店舗の出店日などは2月に公表する予定。

 天王寺ミオ本館は1995年、プラザ館は1962年の開業。もともとは別のショッピングセンターだったが、2019年にJR西日本SC開発が運営会社を統合するなどして一体として運営されている。天王寺駅が大阪市南部を代表するJR西日本の拠点駅だけに、天王寺・阿倍野地区を代表する商業ゾーンの1つになっている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事