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欧州委員会、GoogleによるFitbitの買収を承認
欧州委員会は17日、GoogleによるFitbitの買収を承認した(プレスリリース、 The Vergeの記事、 Neowinの記事、 9to5Goolgeの記事)。
GoogleとFitbitはGoogleがFitbitを買収することで最終合意に達したことを2019年11月に発表しているが、欧州委員会ではGoogleがユーザーデータを広告に使用する可能性や、競合製品を販売するOEMに不利な扱いをする可能性について懸念を示していた。今回の決定は、Googleが示した買収後のデータ取扱い等に関する約束により、ウェアラブルや新しいデジタルヘルスに関する市場における自由競争が保たれると判断したためだという。
Googleの約束は以下のようなものだ。広告に関する約束Googleは腕時計型のウェアラブルデバイスやその他のFitbitデバイスが欧州経済領域(EEA)のユーザーから収集したデータを広告に使用しない
Googleが広告に使用するデータとFitbitのユーザーデータを分離して保存する
GoogleアカウントやFitbitアカウントに保存した健康状態に関するデータを他のGoogleサービスで使用するかどうか、EEAのユーザーが確実に選択できるようにするWeb APIでのアクセスに関する約束ソフトウェアがFitbit Web APIを通じ、ユーザーの健康状態に関するデータに無料かつユーザーの合意のもとにアクセスし続けられるようにするAndroid APIに関する約束Android OEMに対し、腕時計型ウェアラブルデバイスがAndroidスマートフォンと相互運用するのに必要な現行のコア機能をすべて含む公開APIを無償でライセンスし続ける
相互運用コアAPIをAndroid Open Source Project(AOSP)の外で二重化するなど、Android APIに関する約束を迂回しない
将来追加される機能もウェアラブルデバイスのOEMが利用できるようにし、Google Mobile Services(GMS)を含め、AOSPの一部でないすべてのAndroid APIへのアクセスを許可する
警告や許可を求めるメッセージの表示や、Google Playストアでのコンパニオンアプリ公開などについて、OEMに差別的な扱いをしない
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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