マツダ「CX-30」、「カーデザインオブザイヤー」を受賞

2020年11月7日 17:22

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2020-21 カーデザインオブザイヤー受賞車のマツダ・CX-30(画像:マツダ発表資料より)

2020-21 カーデザインオブザイヤー受賞車のマツダ・CX-30(画像:マツダ発表資料より)[写真拡大]

 マツダは6日、クロスオーバーSUV「CX-30」が、日本自動車殿堂主催の「2020-21 カーデザインオブザイヤー」に選定されたことを発表した。マツダ車としては、2007-08年度のデミオ以来、2度目の受賞となる。

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 CX-30は、2019年10月24日に発売されたクロスオーバーSUV。新世代ガソリンエンジンである「SKYACTIV-X」や先進安全運転技術を搭載し、現在もSUV市場で話題の1台だ。スッキリとした視界環境でドライバーも集中しやすく、スマートな走りを望める。近年のマツダらしく日常生活になじみやすいモデルだろう。

 今回マツダがカーデザインオブザイヤーで評価を受けたポイントは、力強いエクステリアと、楽しみやすいインテリアデザインである。エクステリアはSUVらしい力強さをアピールしながらも、マツダらしい優美な美しさを表現している。

 インテリアは居住性を高め、荷室を使いやすくするなど使いやすさへのこだわりがうかがえる。ゆとりのある空間を保ちながら、上質なインテリア素材をふんだんに使用。高級感のある車内の仕上がりが評価を受けたのだろう。高次元でバランスの整った車内外のビジュアルは、今回の選考において「アートの領域に迫るデザインコーディネート」と評価されている。

 CX-30のチーフデザイナーである柳澤亮氏は受賞について、「感無量の思い」と喜びのコメント。受賞車のデザインについては「クーペの流麗さとSUVらしい力強さを併せ持った外観に、周囲の景色を美しく映し込む『移ろい』のボディで生命感を表現」したと、こだわりを明かした。使いやすさだけにとどまらず、アートのようにおしゃれに仕上がったことで、SUVの新機軸を開いたことが評価を受けているようだ。

 日本自動車殿堂のカーオブザイヤーは、今年度は新型コロナウイルスの影響を考慮し、表彰式を中止。11月13日正午から、公式ホームページで発表式をオンライン配信予定だ。あらためてマツダ・CX-30の美しいデザインを確かめてみよう。

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