パルコ、名古屋市栄地区に美と健康テーマの「BINO栄」 11月オープンへ

2020年10月9日 07:54

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BINO栄のオープンイメージ(パルコ発表資料より)

BINO栄のオープンイメージ(パルコ発表資料より)[写真拡大]

 パルコは、名古屋市中区錦の栄地区に美と健康をコンセプトとした商業施設「BINO(ビーノ)栄」を、11月6日にオープンする。ビーノは同じJ.フロントリテイリンググループの大丸松坂屋百貨店不動産事業部が開発した商業施設で、9月に他の不動産事業とともにパルコに移管されていた。移管後の新店舗は今回が初めて。

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 施設は広小路通と大津通の交差点に面した約1,000平方メートルの敷地に建つ地下2階、地上6階建て延べ約6,300平方メートル。栄町の地下街「サカエチカ」と直結しているうえ、久屋大通公園に近く、再開発で生まれ変わろうとする栄地区の回遊性向上に寄与することを目指す。パルコが約3億円で日本生命が所有するビルを改装した。

 入居するテナントは16店。物販は名古屋市初登場のスイスの高級腕時計「ウブロブティック名古屋」、スイスの高級時計ブランド「IWC名古屋ブティック」をはじめ、ソニー製品のショールーム「ソニーストア名古屋」、「スギ薬局BINO栄店」、ニューヨーク発のジュエリーブランド「ラザール・ダイヤモンド・ブティック」、ロレックス正規品専門店「ロレックス・ブティック・レキシア名古屋栄店」などが出店する。

 飲食では、和食の「寿し向月」、炭火焼肉・しゃぶしゃぶの「飛騨牛一頭家馬喰一代名古屋栄」、味噌煮込みうどん専門店の「山本屋本店名古屋店」など、サービスでは旅行サービスの「JTBトラベルゲート名古屋栄」が入る。

 ビーノは東京銀座で2017年、東京御徒町と京都東洞院で2019年から開業しており、美しさを中と外からサポートする飲食や物販の店舗を集めている。東海地区へは初進出。今回はさらに一歩進んで「美食×美飾」を掲げ、地下階と地上階で異なる世界観を楽しめるテナント構成にした。

 栄地区は百貨店や海外高級ブランド店などが集まる繁華街だが、名駅地区に比べ街づくりが遅れていた。しかし、名古屋市が2013年、「栄地区グランドビジョン」を策定したあと、民間の再開発ラッシュが続いている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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