【ボンドカーの実物大おもちゃ!?】アストンマーティン・DB5復刻モデル約3億8000万円

2020年6月8日 07:33

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製造中の様子。(画像: アストンマーティンの発表資料より)

製造中の様子。(画像: アストンマーティンの発表資料より)[写真拡大]

  • 製造中の様子。

 映画『007ゴールドフィンガー』で、主人公ジェームス・ボンドが運転した「ボンドカー」と呼ばれる劇中のクルマが復刻される。それも、ディテールが再現され、劇中で使用された“秘密兵器”まで付いていると言う。当に「おもちゃ」と言える出来栄えだ。正確には、「アストンマーティン・DB5」の復刻モデルであり、「DB5ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」と称される。価格は、約3億8000万円だ。

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 映画『007(ダブル・オー・セブン)ゴールドフィンガー』について、もう説明する必要もないと思う。問題は、現実でもない映画の中で使われた車が、今更ながら復刻されると言う事実だ。ボンドカーと言えば、日本車では、映画『007は二度死ぬ』で使われたトヨタ・2000GTがあるが、その実車が保管されている。オープンカーに改造されているが、それほどの人気があればトヨタも復刻版を造っても面白いかもしれない。

■復刻版で実際に装備する「ボンドカーの装備」
 復刻版で実際に装備される装備には、「リアスモークの発生装置」や「疑似レーダー追跡地図」、「ギアに設置の脱出用ボタン」「防弾のリアシールド」等、様々なものがあるが、遊びが過ぎるようだ。ほとんどはイミテーションであるようだ。まさか、レーダーに機関銃を装備する訳もあるまい。

 ボディは、軟鋼フレームにアルミニウム製のボディパネル懸河と、モノコックではなくフレーム構造でオーソドックスだが、これは当時の工法をそのまま採用とのことだ。パワーユニットは、3連装SUキャブレター、オイルクーラー付き4リッター自然吸気(NA)直列6気筒エンジンとなっており、SUキャブとは懐かしい仕組みだ。

 最高出力294ps、ZF製5段MT。NA、キャブ仕様、4リッターではりっぱなものだ。初代日産・スカイライン2000GT-Rでソレックス3連装160ps、現代の測定基準では150ps程度なので、リッター当たり馬力で同等と言える。

 さらに、サーボ付きスチールディスクブレーキ、ラック&ピニオンのステアリング(パワーサポートなし)、機械式のリミテッドスリップデフなど、なにもかも懐かしい。約3億8000万円の「おもちゃ」であるが、希少価値として認められるのだろうか?映画『007』の実力が試されている。だが、『007はイギリスの誇り』でもあるのだろう!?『ビートルズ』も外貨獲得で勲章を受けた英雄だった。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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