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米Amazonの倉庫で働く労働者、1000人以上が新型コロナに感染 8人死亡
taraiok曰く、
Amazon.comの配送センターで働いていたHarry Sentoso氏が新型コロナウイルス(COVID-19)で亡くなった。同氏はAmazonで2年間仕事をしていたが、フルタイムではなく季節的な需要が減った後は解雇される立場だった。そんな彼が3月下旬、COVID-19による需要の増加からカリフォルニア州アーバインのアマゾン配送センターに呼び戻された。彼は最後に稼ぐ機会だと考え、3月29日からアマゾン配送センターの仕事に赴いた。しかし、その2週間後の4月12日の早朝、彼は亡くなった(SFGate、Slashdot)。
Sentoso氏の雇用はCOVID-19でのオンライン通販の急増に対処するために、Amazonが大量に雇用した労働者の1人だ。Sentoso氏が復職した同じ週に、南カリフォルニアの6つの倉庫でCOVID-19の新しい症例が報告されている。Amazonの倉庫労働者の感染例は5月20日の時点で1,000例以上記録されており、うち7人の死亡が確認されていた。Sentoso氏は8番目の死者となった。
Amazonは倉庫を安全にするための措置を講じているものの、施設での感染者の数は増え続けている。Sentoso氏が亡くなる前の週、同社は従業員に現場でのマスクの着用を求めるようになった。入室する前に従業員の体温をチェックし始め、従業員に6フィートの距離をとるように求めた。また労働シフトの調整や対面式の会議の廃止、洗浄と消毒の頻度を増やすなどの対処を行った。
しかし、Sentoso氏の遺族はそれで十分だったとは考えていない。リバーサイド郡のホーソーンとイーストベールにあるAmazon倉庫の関係者数百人が感染者発生後、2週間は施設を閉鎖して徹底した清掃を行うこと、労働者の検疫費の支払いを行うことを求める請願書を提出している。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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