上海ゴム急騰の背景とは サンワード貿易の松永氏(花田浩菜)

2020年4月9日 14:05

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記事提供元:フィスコ


*14:05JST 上海ゴム急騰の背景とは サンワード貿易の松永氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。8日、上海ゴムが急騰しました。本日は、気になる天然ゴムのレポートをご紹介します。

松永さんはまず、8日の上海ゴムについて『1%安付近で寄り付きましたが、2.9%高の1万170元まで急騰して前場を終えました。上海ゴム20号に関しては、5.1%高まで急騰して前場を終えました』と伝えています。

中国商品先物市場のなかで『上海ゴムだけが大幅高となった事に注目』としており、その背景として、『武漢市のロックダウンが2か月半ぶりに解除されたことなどが好感されているようです』と分析。また、『タイで夜間外出禁止令が天然ゴム生産に及ぼす影響や、天然ゴム生産地の干ばつ観測なども強材料視されているようです』と考察しています。

続けて、『マーケット全体が新型ウイルス問題一色となっておりますが、その陰に隠れて注目度が低下している「天然ゴム生産地の干ばつ懸念」にも注意する必要があります』と指摘。

タイ国船員協議会のリムルーチャ副議長の発言について、『「輸出業者は現在の広範囲にわたる悪影響を懸念しており、農民やオペレーターに迅速な救済措置を提供するよう要請する。これは過去40年で最悪の干ばつであり、国の4つの主要なダムの水量は農業用に残りわずか16%であり、工場が原料の不足に直面する間、市場への農産物の供給は劇的に減少します。政府が干ばつによる国家災害を宣言した場合、輸出業者は遅れた出荷または適切な製品について輸入業者と交渉する合理的な理由が出来るでしょう。」と述べております』と伝えています。

タイについて、『新型ウイルスの感染拡大を受けて海外からの渡航を全面禁止』としているほか、『非常事態宣言が発令されており、夜間外出禁止命令まで発令されている状態です』と解説しており、それにより『タイ国内でのサプライチェーンに悪影響が発生しており、天然ゴムの出荷作業にも影響を及ぼしています』と述べています。一方、中国では、『2か月半ぶりに武漢市のロックダウンが解除され、これから中国による天然ゴムの買い付けが活発化することも予想されます』として、『そうしたことを背景として上海ゴムが急騰しているようです』と分析しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の4月8日「天然ゴム市場パート3」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《HH》

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