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ポルシェ・新型「911ターボS」 最高出力650PS、0-100km/h2.7秒、最高速330km/h
地球温暖化で「燃費規制」が叫ばれる中、「このようなスポーツカーが存在しても良いのだろうか?」と考えさせられる1台だが、1964年登場のポルシェ・911が現在でも待ち望まれる市場があることに、不敵な笑いがこみあげてくる思いもある。
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1964年、空冷ボクサーエンジンでRRレイアウトのクルマとして登場し、「スポーツカーの代表」といった地位を確保、スーパーカー時代においても「スポーツカーはポルシェ」と言わしめた911である。その911が、2020年3月3日に新型ターボSを発表した。
現代ではさすがに水冷エンジンとなったが、ボクサーにRRは変わらない。ポルシェ911はRRの特性でオーバーステアとなるわけだが、かつては、その大きくリアを振るコーナリング特性を抑え込んでいくドライビングテクニックを覚えると、「ポルシェ使い」と言われる称号を貰うことが出来た。
また登場当時は、日常整備を自分でこなせるオーナーでなければならなかった。だから運転テクニックだけではなく、プラグやポイント整備の電気系統はもちろん、キャブレターの調整ぐらいは出来なければならず、それら整備が出来るガレージを持ち、工具が壁に並んでいることが必要だったのだ。
新型「911ターボS」は、前:255/35R20、後ろ:315/30R21サイズのタイヤだ。エンジンは最大トルク800N・m(81.6kgf・m)だが、その中から62.5%、つまり最大限のトルク500N・mを前輪に伝えるよう改良された4WDシステムを持っている。それでも後輪の滑り出しはかなり早いと見なければならない。相変わらずの911特有のオーバーステアが予想される。
また、こうしたポルシェ・911の特性が、MTではなく8段PDK(ポルシェ・ドッペル・クップルング:デュアルクラッチトランスミッション)や、数々のスキッドコントロールによって、よりシビアに制御できる時代になった。しかし、それでも厳しく高い腕前がドライバーに要求されるのと同時に、運転する喜びを与えてくれるクルマであり続けるのだろう。
新型「911ターボS」は、0-100km/h加速2.7秒、最高速330km/h、最高出力650PS(478kW)、最大トルク800N・m(81.6kgf・m)を発生する3.8リッター水平対向(ボクサー)6気筒エンジン。こんなクルマを造ってはいけない時代であるのは確かなのだが、麻薬のように運転する喜びに誘われるクルマだ。だが一方で、ポルシェがEVでより易しく実現していこうとする「タイカン」に期待しよう。それでも911が・・・(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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