電動スクーター「BMW C evolution」、警視庁が採用 輸入二輪ブランドは初

2020年3月3日 15:40

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「BMW C evolution」(画像: ビー・エム・ダブリューの発表資料より)

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 ビー・エム・ダブリューは2月28日、警視庁にBMW Motorrad初の電動スクーターである「BMW C evolution(シー・エヴォリューション)」を納入したと発表した。警察車両として輸入二輪車ブランドが採用されたのは、初めてという。

【こちらも】BMW、「C evolution」を国内で発売、初の電動スクーター

■BMW C evolutionとは

 BMW C evolutionは、2017年5月に発売されたBMW Motorrad初の電動スクーター。最大航続距離は160km、最高速度は129km/h。大容量リチウムイオンバッテリーを採用し、EV充電スタンドもしくは普通充電用の200Vコンセントを使用することで、3.5時間で80%まで充電することができる。従来のマキシスクーターと比べ重心も低くなり、ハンドリング性能も向上している。

■0-50km/h加速は2.8秒

 モーターは、C evolution水冷エレクトリックモーターを採用しており、最高出力は48PS(35kW)、0-50km/h加速は2.8秒。0-100km/hは6.2秒。最大トルクは72 Nmとなっている。

■「BMW i3」と同じバッテリーモジュールを採用

 駆動用バッテリーは94Ahのバッテリーモジュールを採用し、BMWの電気自動車である「BMW i3」で使われているものと同様のものとなる。また、電子制御システムは「BMW i3」と「BMW i8」から一部が流用されており、高電圧でも安全に作動する。

■メーターはデジタルディスプレイを採用

 速度、温度、距離といったメーター情報や電池充電表示、エネルギー消費量、エネルギー回生量を、大きくシンプルなマルチファンクションTFTカラーディスプレイに表示。先進性をアピールしている。

 各モビリティにおいて排気問題が話題となる中、電動スクーターへの注目度も高まっている。警視庁に納入されたBMW C evolutionは、3月1日に行われた東京マラソン2020で先導車両を務め、初お披露目となった。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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