日経、英語アプリ「LissN」をWebサービスに 法人向けで提供開始

2020年3月2日 18:56

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日経LissNのロゴ(日本経済新聞社の発表資料より)

日経LissNのロゴ(日本経済新聞社の発表資料より)[写真拡大]

 日本経済新聞社が提供する英語アプリ「LissN(リッスン)」は、日経新聞などのニュースを英語で聴いて学習できるサービスだ。毎日のニュースをチェックしながら英語の勉強もできるため、ビジネスパーソンの間でも人気だった。これまではiOSアプリ版のみだったが、同社は2月28日、パソコン、iPhone、Android端末で利用できるWebサービス「日経LissN」を、法人向けに開始したと発表した。

■LissNとは

 LissNは、精選された日経グループの記事を毎朝、米・英・加・豪などのネイティブスピーカーが読み上げるiOSアプリ。英語と日本語のテキストによる完全対訳で配信される。

 英語の理解度テストもついており、TOEIC800点レベルから上を目指す学習者の語彙力とリスニング力を鍛えるのに適した教材だ。利用料金は月額600円からとなっている。

 日経LissNは、LissNの利便性はそのままに、Chromeなどのブラウザから利用できる新しい法人向けWebサービスだ。

■日経LissNの特徴

 これまでのiPhoneに加えて、パソコンやAndroid端末からでも、ブラウザを使用して利用可能なWebサービスとなったことが、日経LissNの最大の特徴だ。

 機能面では従来のLissNに加えて、ブラウザ独特の機能が追加された。特に「メモ」機能の充実が注目だ。たとえば、通勤時にスマホで聴いた気になる表現をメモしておき、帰宅後、自宅パソコンの画面で単語帳を作ることができる。他の情報源も利用して、じっくり自分だけの学習ノートを作成できるのである。

■3カ月間からの法人向け契約

 日経LissNは現在、3カ月単位、20ID以上の法人顧客の申込みしか受け付けていない。過去記事を含む全ての英語ニュースが聴き放題の「Unlimited(アンリミテッド)プラン」は、1IDあたり月額1,500円(税別)。その他にも学習者数や利用期間などによってさまざまな料金が設定されている。(記事:ベルリン・リポート・記事一覧を見る

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