トヨタ、月額定額サービス「KINTO ONE」に16車種追加 中古版も開始へ

2019年12月27日 21:38

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KINTO ONEのロゴ(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

KINTO ONEのロゴ(画像: トヨタ自動車の発表資料より)[写真拡大]

 2019年2月からサービス展開しているトヨタの新サービスKINTO ONE、KINTO SELECTがサービスをリニューアルする。KINTO ONEには2020年1月15日よりLEXUSブランドが登場し、KINTO SELECTはKINTO FLEXに2020年2月下旬より、従来の3年で6台乗り継ぐプランに加え、3年で3台乗り継ぐプランを新設した。

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 トヨタのKINTOサービスとは、車両代のほか所有するとかかってくる諸経費を全てコミコミで毎月定額にて支払うサービスとなる。

 月定額料金に含まれている料金は、車両代金、車両オプション代金、任意保険、自動車税、定期メンテナンス、故障修理、登録諸費用などが含まれる。例えば先日販売が開始されたばかりの新型車RAIZEなら、毎月3万9,820円から諸経費込みで乗ることができる。

 KINTO ONEには、現在トヨタブランド13車種がラインアップされている。ここに今回のリニューアルで、1月15日よりトヨタブランドを新たに8車種追加し、LEXUSブランドからは「LX」「RX」「NX」「UX」の4車種が追加、2月以降にはさらに「LS」「ES」「IS」「RC」の4車種が追加される予定。

 KINTO FLEXでは、従来通り「ES」「IS」「RC」「RX」「NX」「UX」が対象車種となっている。

 KINTO FLEXを利用していれば、異なったFLEXEプランに乗り換えることや、KINTO ONEのサービスに乗り換えることもできる。

 KINTO ONEとKINTO FLEXは、頭金が不要で任意保険や自動車税などが月額料金に含まれていることから、若年層から支持を集めている。

 KINTOの特徴の一つ、任意保険の内容だが、従来は事故を起こすと等級が上がり月々の保険料が上がったが、KINTOでは保険等級に変更がない。故障時の修理費用や代車費用も月々の支払額に含まれているため、急な出費でピンチに陥る心配もない。

 従来のクルマ購入では、何回も複数のディーラーに足を運んで商談をし、支払方法の検討から任意保険の加入など、様々な手続きが必要となったが、KINTOの利用方法は、クルマを検討したらWebからワンクリックで申し込みが完了する。あとは必要書類を郵送して販売店でクルマを受け取るだけと、購入に際しても手間がいらない。

 また解約金の必要もなく、いつでも途中解約が可能だ。

 KINTO FLEXは全国展開を開始し、中古車版KINTO ONEのトライアルも2020年1月から開始をはじめる予定。これにより、新車では手に届きにくかった車種も中古車版KINTOを使えば、若い世代もクルマを手に入れる車種の幅が広がるとしている。

■KINTO ONE追加車種(トヨタブランド)

 パッソ(月額3万2,780円~、価格はいずれも税込)、ルーミー(月額3万9,600円~)、タンク(月額3万9,600円~)、カローラ(月額4万6,750円~)、カローラツーリング(月額4万7,850円~)、カムリ(月額7万4,250円~)、ランドクルーザー(月額8万8,000円~)、ヤリス(時期、価格未定)

■KINTO ONE追加車種(LEXUSブランド)

 2020年1月
 LX(月額19万8,000円~)、RX(月額10万1,200円~)、NX(月額8万6,900円~)、UX(月額7万4,800円~)
 2020年2月
 LS(月額23万6,500円~)、RC(月額12万8,700円~)、ES(月額12万5,400円~)、IS(月額10万8,900円~)

■KINTO FLEX 3年3台プラン

 3年間で3台のLEXUSブランド車に、1年ごとに乗り換え
 価格は、月額17万6,000円
 雪寒地パッケージも選択可能(月額4万4,000円)

■KINTO FLEX 3年6台プラン

 3年間で6台のLEXUSブランド車に、半年ごとに乗り換え
 価格は、月額19万8,000円(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

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