滑りに強く装着簡単、カーメイトの非金属チェーン「バイアスロン」シリーズ

2019年12月8日 19:26

印刷

 普段クルマに乗り慣れていても雪上運転は難しい。そこでタイヤチェーンの出番となるのだが、他の非金属チェーに比べ圧倒的なスパイクピンの数と、そのピンをマカロニ型にすることでアイスバーへの食いつきを飛躍的に向上させたのが、カーメイトのバイアスロン・クックイージーだ。

 カーメイトのバイアスロン・クイックイージーは、非金属チェーンでは国内シェアトップを誇り、その実績から国内自動車メーカーの純正品としても採用されている。

 スパイクピンを超硬ピンとすることで、アイスバーンへの食いつきを向上させた。また高性能ポリウレタンエラストマーという、通常のゴムチェーンより柔軟で低温にも強い素材をトレッド部分に採用し、マイナス20度でも固くならず切れにくいのが特徴。この切れにくさなどの耐久性は、金属チェーンの5倍になるという。

 装着も、3カ所ロックで力を分散させることにより強い力がいらず、スピーディーに女性であっても簡単に可能とした。これにはゴムが柔らかいことが大きく貢献しているといえる。そして装着には、クルマのジャッキアップも移動の必要もなく取り付けられる。しかも装着後は、遠心力でタイヤチェーンが締まる方向に力が働く構造のため、外れる心配がない。

 スパイクピンは、両輪で108本取り付けられており、前後方向のみならず左右の横方向にも最適なバランスのグリップ性能を発揮させる。これによりあらゆる冬の道を走破可能となる。

 しかし、非金属チェーンを取り付けているからと過信は禁物だ。タイヤチェーンを装着して走行する場合、トラクションコントロールをオフにすることが基本だが、雪上坂道発進ではトラクションコントロールをオフにしているため、アクセルの踏み方ひとつでタイヤが空転して思わぬ危険を招く恐れがある。

 そこで、雪上坂道発進をするときには、アクセルをゆっくり踏み込み、ごく低速で発進させる技術が必要となる。この操作が難しいと感じる場合は、雪上坂道発進のときだけトラクションコントロールをオンにするとよいだろう。もちろん発進したらオフにするのを忘れないように。

 バイアスロン・クイックイージーは、取り付け簡単で雪上で優れたグリップ性能を発揮させるが、タイヤの空転や、50km/h以上での走行、そして急な操作を行うと切断や破損の危険があるので注意が必要だ。

 また、多くのタイヤサイズに適合しているが、タイヤ銘柄によっては構造、形状によって取り付けできないため、店頭もしくはカーメイトのHPで確認が必要。

■カーメイト・バイアスロン。クイックイージー概要
 価格:オープン価格
 セット内容
 ・クイックイージー本体2輪分
 ・ハードケース 1ケース
 ・EASYハンドル 2本
 ・軍手付き腕カバー 1組
 ・取り付け取り外し説明DVD 1枚
 ・防水性取扱説明書 1枚(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

関連記事